心が静かなこと

あるセミナーで、知った、人事のプロ、柴田励司氏はいう
リーダーに必要なもののなかに、心が静かなことがあります
という解説がある


つまり、相談をしようかな、どうしようかなという立場の
人にとって、その相手の心が波立ってるような状態だと
相談しようとなることは、難しくなりますよと
そういうことらしい


言われてみれば、確かに、相談しようとしてる、若い人
下位者の人、いわば立場が弱い人にとって、揺れてる気持ちが
あるということが、想像されるとき、相談されるべき、リーダー、
上司たる人が、怒ってるだとか、そうでなくとも、いかにも
忙しくしすぎていて、話しかけるのもどうかとなっていたら
話しかけようという人にとって、ハードルは高い


そういうことで、リーダーは、心静かににいる状態というのを
作らなくてはいけないんだなと、感じることがある
心静かな状態っていうのは、まあ、そんなにうまくは
できないなと思う


ただ、最近、人をどう育てたらいいかとか、若い人に夢をもってもらうには
と気持ちがそういうことを、ずっと思っていようとなってることが
あって、ビジネスマンであると同時に教育者としていいなという人に
あこがれたりしはじめると、いかに、やっぱり自分の器を大きくしたら
いいかと、思いをはせる


昨日もブログに少し書いたが、鎌倉とかそのほかの場所でも、寺など
静かな場所が好きだ。その静けさはなにかを気付かせてくれる気がする
大きな木があり、読経の声を聴いたりすると、心がしゃんとする
感じがする
心の静けさをもつということは、物理的に静かな場所で過ごす時間を
もつということと、関連しそうな気がする
よく西洋人が、「禅」にあこがれるというが、実際そういうところから
くるのではないかと思ったりする


なにかを、やろうというとき、高い心をもっていたいと思うことが
最近ふえた。なにかをやるというのに、シンプルに考えることが
必要なんだけど、やっぱりちょっとやっただけでは満足しない
自分がいたりする。スポーツもしかり、もちろん仕事もしかりである
そうしたとき、ちょっと、その入り口でということでなく
ベテラン、上位者という人の楽しみを、少しずつでもわかるようになるには
と思うと、やっぱり「続けていく」ということが大事なことに
気が付くのだ


続けていく。このことが、まず高い心を必要とすると思ってる
つまり自分を抑制して、心を高めて、続けるということを、していかないと
続かないということがあるのだ
斉藤茂太さんの、著作に、なにかを続ける人は、他人から大事にされる
というくだりがあったことを、思い出す
そう、続けていくから、価値が生まれてくるということもある


メンタルな、強さ、しなやかさ、そうしたことを、ぜひ自分は高めたいし
自分と接する人は、高めようという意欲を持ち続けてほしいと思う
「どうせ」「やってもむだ」「もう遅い」こうした言葉は禁句
まだまだ、とりかえせる。やればやるだけ、成果に結びつく
信じて続ければ、自分も変わる


心が静かなこと。客観的な眼。これもずっと高めていこうと
思って、終わりのないレースを続けていく