読書会

高校時代の仲間と、読書会をします
一昨年、もともと、高校時代からそうした活動を
していた、仲間にいれてもらって、今回で五回目です


話し合いという意味では、いっしょでも
参加する人もちがえば、もちろん目的も、会社の会議とは
ちがうのです
あくまでも、趣味の世界ですね
でも、趣味の世界だから、わかるということも
あるようです


読書会の目的って、それぞれ別であってもいいかもしれません
いいえ、人間それぞれ、かかえてるものがちがうのですから
ちがってあたりまえということもありますね


今回の、厚かった本は「オリンピックの身代金」という
奥田英朗の作品でした。ちょっと社会派といっていいかな
という作品で、読書会で扱うのにはなかなか、面白いと
思いました


読書会をしていて、思うのは、人の意見を聞こうという
気持ちがそれぞれのなかにあって、だから、全体の雰囲気が
明るく、なかなか楽しいのですね


どんな会議でもそうですが、人の意見を聞こう、積極的に
聞いていこうということが、会議で参加した人が、ものを
いいやすくなる、おそらくは最大のツールだと感じます


このことは、いうはやすし、行うは難しということでしょうか
なかなか、いつも必ず実践ということは、難しいですよ


ひとつには、自分としては、受け入れられない事柄が
でてきたとき、どんな反応になるのか?ということが
あると感じます
自分として、許せないとか、ゆずれない、一線を越えて
なにか、ものごとが進もうとしてるとき、どうされますか


趣味の世界だから、そこにいる人が、自分の考えとは
全く違うもの、考えをもっていたとしても
それは、当然ながら尊重すべきだし、無理に
変えようなんていうのは、おかしなことですね
それははっきりしてる


でも、無理に変えようはともかく、ちがう意見とかであれば
やっぱりちゃんと理解してみたいし、やりとりは
してみたい。ちゃんと理解するというのは大変でしょうけど。


数か月前に、自分としてはかなり好きな作品で、読書会をして
その仲間で、いろんなことを言って、刺激になったことを
思い出します
好きな作品ゆえに、なんというか、仲間の人も
好きになってほしいなという、思いがでたりしました
実際のところ、こちらが思うのように、好ましい印象を
持つということは、ほんとうに人によるのだなと
感じました
好ましい印象持てなかった人もたくさんいたという感覚です


人は感情で生きてる部分って、かなりあるように
思いますから、ある本を読んでどんな感覚、感情を
もったのかというのは、とても気になることです
そして、それが似ていたりしたら、面白い
そして、理解できる範囲なら、ちがうことも面白い
ただ、理解を超えてる部分っていうのも、顔をだしますね
それを、受け取れる、なんというか、自分の人間の幅といったことを
身に着けたいな、と思いながら、なかなか難しいですね


読書会は、日常会話でない、考え、おなかの中にある
なにかをだすということで、とても、貴重な、面白い
時間だなと感じます