蕎麦が好きで
蕎麦屋にいくのは、楽しみのひとつです
去年から今年、食べた蕎麦のなかでは
信州、新行というところにあった
「山品」
麺は細い、香り高い、そばの甘みを
しっかり感じる。
比較して、こっちのほうが、より細いとか
より蕎麦の風味が濃いとかいうのはできるけど
言葉だけで、食べた蕎麦をぱちっと言い表すのって
なかなか、難しいですね
「蕎麦ごのみ」 山口美緒
によれば、のどごし、太さ、もり汁の様子で
みわけというか、その蕎麦の特徴を、表現しようと
しています
例えば、↑にあげた、山品でいえば
のど濃し:ややざらり
太さ :細い
もり汁 :やや甘い
となっています
このとき、同じ旅で食べた「常念」について
のど濃し:ややつるり
太さ :太い
もり汁 :ふつう(甘さ、辛さ)
となっている
確かに麺の太さは、山品のほうが細いという
印象はある
しかしながら、のど越しや、もり汁は
そんなには、わからない
それより、香りといったらいいか
蕎麦自体の風味、これが私は山品のほうが
濃いと思いました
昨日、一昨日と、蕎麦を食べました
永坂更科という、チェーン店で、十割蕎麦を
さす、生粉打ち蕎麦。
もうひとつは、新橋、「遊膳」の田舎蕎麦
とても似てる、太さ、歯ごたえ
かみごたえがあるといっていい、固さです
風味もそこそこ、十割蕎麦と言ってどちらもいい
ちがうのは、のど越しですね
遊膳のほうが、のど越しで、ややつるり
なんですね
なんでしょう、蕎麦を打ったときのしあげの
ていねいさ、それとも、水加減でしょうか
一番、回数を食べてる
新橋、「おにかけ」の蕎麦を
↑のやり方で表現するとすれば
のど濃し:つるり
太さ :やや太い
もり汁 :甘い
となりそうです
もり汁、ただ、辛いとか甘いとか
言えないとも、「おにかけ」のもり汁を
思うと、言いたくなります
つまり、おそらくは、いいだしをとり
ていねいにねかせた、かえしを使っています
つまり、かどがない、それでいて、こくは申し分ない
麺、これも太さと、のど越しだけでは
言い足りない
やっぱり、香り。
まあ、食べなれるということも大きい要素と
思えてきます
こんなふうに書くと、せっかく、蕎麦ごのみで
だしてる、言い方をもって、「表現しよう」と
してるのに、やっぱり食べるものは、言葉では
表現しきれない、と、言いたくなり
なにを言いたいかわからない、ですよね