スローフードをいただく

信州野沢温泉、住吉屋でいただいた、取回し鉢の
料理がとても、心和む感じがいたしました


そんなに、口にいれる機会がないのに、懐かしいのが
ぜんまいの煮物です。実際、詳しくは情報がないのですが
私が生まれ育った家で、住んでいた母方の祖母は
里山といっていいそういう場所で育っていて
ぜんまい、は、ごちそうのようでした


だから、祖母は自分でぜんまいを料理して
だしてくれたのを、覚えています
ただ、都会の暮らし、そうそうぜんまいは、自分で
とりにいくなんてできないので、おそらくは知り合いが
ゆずってくれたのを、使ったのだと思います


乾物の料理というと、なんというか、田舎っぽいという
先入観があって、いままで自分で料理などしなかったのですが
このところ、その味わいのやさしさに、ひかれています


住吉屋は、派手さとか、豪華さということとは別の
素朴さ、素材の確かさといったことを、食べて感じさせて
くれる料理でもてなしてくれました。なかなかないことです


スローフードの良さということが、ここしばらく、どうでしょう
20年くらいでしょうか、言われるようになっていますね
そして、いいことは、相当数の人が認めているように思うのですが
さて、そのスローフードが食卓にのるのか、となると
その名前のとおり、テマヒマをかけて、食事を用意するということが
都会に住んでる人には、なかなか難しい
だから、普段の食事に、スローフードが、いつもある状態って
結構難しいとも思うのです


先々週、鎌倉に美術館に行った折に、駅の近くのかなり品ぞろえが
充実してる、食料品屋さんで、ひじきの乾物を求めました
水でもどして、だしで煮てみると、とても住吉屋さんのようには
いきませんが、それでも、やさしい味わいのひじきの煮物を
作ることができました


こうした煮物は、作り置きができますから
2,3種類、作り置きしておくと、食事のしたくが楽にも
なるし、上に書いた、スローフードが実践できる
ということにもなります


また、このこと、つまりひじきの煮物を、FBで披露してみたら
知り合いの料理好きな人が、しっかりみていて、こういうテマヒマ
かける料理をするなんて、いいね、と、コメントをくれました


同じ趣味の人と、こうして、話をするのって、やっぱり気持ちも
乗ってくるし、続けようかな、と、思う一つのエネルギーに
なりますね