最強の育て方

シリコンバレー式 最強の育て方  by 世古詞一


若い人に、「将来どうしたいか?どんな存在になりたいか?」
これを、聞いて、ないと答えると、いかにもネガティブな
対応だな、と、やってしまっていはいけません、と書かれています


うーん、ちょっと、やってるかも?と思ってしまいました


「数年後の自分を想像して、こうなりたいという、目標を
たてよう。」これはいろんな、ノウハウ本にも載っていますし
実際、企業において、人材育成のひとつの柱になってる
やりかた、といっていいのではないでしょうか?
我が社も、例外ではありません。


世古氏は著書のなかで、これだけ、変化が激しく、将来の
不透明感がある時代に、すっきり、自分の未来はこうです
といえるのは、むしろ、少数派であっていいのだと、言いきります


そう、(ちょっと気を取り直して)将来のことを、想像したり
こうなりたい、と、思うこと自体が悪いのではない
もちろん、むしろいいことだ。だけど、いまの(コロナだけでなく)
社会情勢、世知辛さといった、世の中のあれこれを思うとき
必ずしも、明るいビジョンといったものを、自分でみつけられない
というのは、言ってみれば、あっていいのかも
しれません


だから、最低限、将来像が見えないと、言えそうな、そういう
状態の若い人に、将来像を描けないのは、あなた自身がなにか
悪いのだという印象をもってしまうのは、やめようと思います


こうした、人材育成の本は、ときどき、手に取りますが
なかなか、IT業界に生きた人で、すんなり読める本に出合うのが
少なかったと、思えて、この「最強の育て方」については
いい印象を持ちました


とはいえ、将来像。若い人がひとりで描けるようになる、これを
アシストしたいと、ますます、思うようになりました


実際、ITの仕事で、30年近く「メシ」を食べてきて、切実に
思うこと。課題解決を主体的にできて、かつ、コミュニケーション力を
もつ、存在がいかに足りないか?
だから、自分もお手伝いをして、この状況の打破に一役買いたい
と思うのです


ゆえ、例えば、コミュニケーション。こういうトレーニングを
することで、ある程度、コミュニケーションをとるのが、そんなに
しんどいということがなくなりますよ、といった、ことを
案内、かついっしょにやる、ということをしたいと思います