傾聴

一番大事なのは、お互いの気持ちが通じるか
つまりは、コミュニケーションがうまくとれるのか?
ということになろうかと思うのです


最近、わが社で同時に複数の人が読む、課題となってる
本が、「シリコンバレー式 最強の育て方」 by 世古 詞一氏
です
このなかで、1:1のミーティングを増やすことで
人が育つ、それも自立した人が育つ、また、突然の
退職も防ぐことができる、と、書いています
実際のところ、おおいに共感するところあり、また
自分自身、ランチだったり、私と「さし」の話し合いをもつ
ということを、していますし、その効果も感じて
やってるということがあります


この話し合いが、成立するのには、なによりも「傾聴」
ということが、頭に私は、浮かびます
私が、こうした、話し合い(話し合いが、私にとっては
今思う一番の社員へのケアであり、育てるヒントを得る場)
における、教科書として、思ってるのが河合隼雄先生の著書です


先生は、著書のなかで、カウンセリングをしていて、
下手な人ほど、「さあ、なんでもいいから話してごらん」
などとやりますと、指摘します
話し合いが、うまくいかないとき、「待てない」カウンセラーが
いかに多いか?
だいたい、しんどいことを、話そうかというときに、話すほうは
はたして、話して大丈夫か値踏みするものですと、言います


そうなんですよね。いかに自分が上司かもしれない
ですが、どうかすると、話してる相手がこの人に自分の
胸のうちを話すかどうか、はかってるということが
普通なんですね


こうしたとき、日ごろからいかに信用してもらうのか?
ということが、言ってみれば、「壁」のように存在する
ということがあると思っています


信用してもらう、といったらいいか、相手が心の扉を
あけてもらえるような、そういう関係になるといっていいか?
実際のところ、簡単ではない、とも思います


わが社は、いま26名の社員がいて、お互いのコミュニケーションを
厚くして、いろんなことをやっていこうとしています
「学びあう」ということを、大事にすることで、まだまだできること
ステップアップすることができると思っています
そうしたとき、1:1の話し合いをいかに濃いものにするか
というのは、私の視点でいえば、ものすごく大事です
なにをやっても、できることはすべてやって、その私としては
原点とも呼べる、ポイントを大事にしたい


人はいろんなタイプがあります
上のような話を私がすると、「ちがうアプローチがあっていい
のではないか」「仕事とプライベートって、離れていたほうが
いいこと、ありますが、長澤さんのやり方は、そこがあやしくなる」


はい、そのとおりだと思います
それも、認めたいと思います
だから、1年中、1か月とかずっとずっと、私の導きのとおりやりなさいは
いいません。ただ、私の‏開いてる、ある場でやるときは
私の世界に入ってきて、そのルールでやってみて
成果を感じてほしいな、と思うのです。


実際、いろんなことが、人の考えること、タイプだったり
人柄と言われる部分に大きく左右されると思うのですが
そうした、人間性のコアなところって、仕事以外の話をしてるから
うかがい知れるって、たくさんあると思うのですよ