信州の話

「花と絶景」 上條光水


この本に出会ったのも、信州
そしてこの本には、信州の風景のすばらしさと、花の便りが
いっぱいのっていて、たどっていって、旅の楽しさを、豊かに
ふやしてくれた、と思っています


信州の、「山」が見える風景が好きで、特に安曇野が好きで
毎年、行きます。あるとき、山というのは、一定の間隔を置いた
別の高い場所から、眺めるということの、すばらしさというのを
知りました


北アルプスもみえる、信州。それは、たとえば安曇野でいえば
西側に見える、北アルプス、それにつらなる、山々を、東側の
丘に登って、見るということになります
何度か、このブログにも書いた、山下大五郎は、晩年にこの安曇野
風景に出会って、くりかえし、安曇野を描いています
私にとっては、安曇野の美しさのパイロットとして、存在します


今年、信州で出会った、風景のなかに、冒頭に書いた花と絶景に
載ってる、場所がありました。それは本からたどったのではなくて
おいしい、珈琲を求めて、その店に言ったら、その場所こそ
中山高原、この花と絶景にものってる、素晴らしい場所だったと
いう流れです


人気のある、「美麻珈琲」でも、この店に入るだけとしたら
車の数が多すぎのようにも、思う・・・と、そのあたりから
気づいたのです。人は風景を見るためにここにきているのだと
自分たちも歩き、その美しさを、愛でてみてきっとここには
またくるな、くるかえし見るだけの素晴らしさがあると
思ったのです


信州に行けば、そばをいただきます。そして、この中山高原は
ここのところ、信州に行って食べるそばのなかでも、かなり
気に入ってる、新行の山品そば、から近いことにすぐ気が付きました
こんなに、素晴らしい景色、また店に、こんなにあとに気が付くなんて
なんて、もったいないとも、思いました


安曇野には、気持ちのいい、カフェがいくつもあって、その何軒かには
お邪魔して、ゆったりした、時間をいただきます
珈琲をいただきながら、本を読んだり、ぼーっとしたり
かみさんは、どうかすると、スケッチをし、私ははがきを
書いたりして、過ごします


美麻珈琲もそうして過ごしていい、ゆったりさ、珈琲の香りの
いいことを、感じて、すっかり喜んで、いました


おそらく、私の信州好きは、続くのです
そして、今年、美麻珈琲に出会えたような、素敵な発見を
続けるのです
こうした、楽しみの発見といったことは、もちろん「街」でも
ありそうです。素敵な店、素敵な人となりますか


「場」ということ、カフェを思っても気になるところです
いい場所があって、人が集い、会話が生まれて、その会話から
気づく楽しみ、学び、生きててよかったとつながる
笑顔です


カフェ、風景、そうした良さを愛でる気持ちを育てていきたいですね