チャンスをものにする

何人かのメンバーと、チームを立ち上げます
その「チームビルディング」にあたり、あなたはなにをして行きますか?
そういう質問を自分が受けたとしたら、「話し合い」を基本としますと
伝えると思います


相手が本当に、気持ちを込めて話す、そういう言葉に耳を傾けて
「つながり」を作りたいと思います
今の時代は、大変な時代です。これから世の中がよくなっていくって
信じられるときなら、話し合いが基本でいいかもしれないけど
今の時代にそれでいいのでしょうか?


いいえ、時代を超えて、話し合いはどうしても、必要です
ただ、確かに、大変な時代。これからよくなっていくというのが
容易には信じられない。だから時間はかかるかもしれない


河合隼雄先生は、カウンセリングをするとき、相手がこちらのことを
値踏みするという、話をだしています。「こいつ、話しても大丈夫か」
そういう話になると、たいていの場合、あ、こいつに話してもだめだな
そういう場面で、だめになったことがいくつもあったのだと
思っています


話し合いが大事。まったくそうだと思うのですが、相手がなにか
ネガティブなところを、心にもっていたりすれば、それをみせても
大丈夫なのかという、気持ちが常に向こうにはあるということが
気になります


今は時代がネガティブといっていいのではないでしょうか
戦争、災害、感染症の不安。業種によっては、こんなひどい
時代はないともいえそうです。そういうなか、ネガティブな
ことを抱えてしまう、個人がいても、それは、受け止める
ということになろうかと思います


ネガティブな感情。それを受け止めるには、懐の大きさが
必要です。そうした人間的な大きさをもって、相手に相対しなければ
相手は心を開いてはくれません


簡単ではないです
たとえば、時間をかける。いっしょに汗を流し、あ、この人の
こと、ちょっとは信じてみようかな。そういう機会を作っていく
しかないように、思います


私は経営者ですが、観音様のように、大きな懐はもっていません
いいえ、普通の人はもっていられない、でしょう
だけど、前向きではある。人を育てようとはしてる。人を育てるのに
時間をかけたり、場合によりですが、お金もかけて、なにかするのは
覚悟ができてるつもりです


会社という場をもって、あなたの、活躍する機会を作りましょうと
言える。そこでしっかり、踊れる(活躍する)ことができるのか
その1点が大事と思います


確かに、今は大変な時代です
だから、チャンスがあるとも言えます
あなたと、チャンスをものにする、そういう会社になりたいですね