仮説をたてる

テレビをみていると、ある事象が説明されて、これは
どういうことでしょう、専門家に聞いてみましょうという
流れがあるのを、見ます


もう、勘弁してほしいなと思う、感染症のあれこれについて
お医者様はなんといってるか?これは聞いたほうがいいと
思います
ただ、たとえば、外国為替、円安が進んでること、これを
専門家に聞きましょう。これもやってもいいんですが
マーケットということは、不安定かつ、複雑で、だれも
ことこまかには、今何が起こってるかなんて把握なんて
無理な、こと、というなかで、専門家に聞きましょう?
はたして?はたして?


マーケットが決めること、こういう言葉がすとんと、わかる人には
まだしも、そうでない人は、相当な割合(おそらくは失礼ながら7割以上
そうなのではないでしょうか)どうも、よくわからない、が続いてしまう
いいえ、マーケットはだいたいはこうだと、知ってる、新聞を
毎日読んで、今の世の中でなにが起こってるか、追っかけてる
人だって、わからないといえば、わからない。それがマーケット
ともいえそうです


ビジネスをやっていくのなら、このマーケットを一定のところ
つかんでおかないと、うまくいかないのは、相当な人がまた
思うところとも思うのですが、マーケット「読む」なんてできないですよね


ただ、わからないから「思考停止」というのでは、永久にわからないし
少なくとも、ビジネスの意思決定はできない。ゆえに、間違いが
あっても、仮説をたてて、こうではないかとやって、理解を少しずつでも
あげていくということを、したいところです


そんなわけで、今週、私が企画してる、研修は「仮説をたてるトレーニング」が
軸になっています
最近読んだ本にて、「グローバルニッチ」ということを、解説していました
たとえば、日本の現役世代、6000万人として、そのうち1%にしか
魅力的に映らない(訴求できない)商品については、たかだか、60万人が
ターゲットということになる、という計算。だけど、先進国全体で
となれば、12億くらいの母数があって、同じ1%でも、1200万人ですよ
と、はじいています


こうした、数字は大事とも言えます
ソフトウェアの世界では、シェアがあるというのは、やっぱりマーケットの
原則にしたがえば、ビジネスの成功とくっついています
もちろん、嗜好性が高ければ、その限りではないのですが。


仮説をたてます。どのターゲットにどんな商品で、アプローチするのか
こうした、企画をたててみるというのは、とても楽しいことだし
少なくとも、生きているうちに、なにかしたいと思っているなら
こうしたアプローチがどうなのかということは、理解できることが
大事だと思います


今、インターネットで、情報はとりやすくなった、と言われます
ただ、インターネットで、必要な情報を、自分がコントロールして
とってこれる、これも能力といっていいことになりつつあるようです


自分がほしいと思うものに、いきつくためには、やっぱり
何度も挑戦して、めげない、ということをやらないと、うまくいかない
そういうことになりませんかね


仮説を立てる。大事なアプローチ
だけど、仮説をたてて、こうじゃないか、こうしたいわばフレームワーク
たかだか、ツールです。使いこなすのは、自分自身。
忘れてはいけないですね