喫茶店

しばらくぶりに、ぼーっとできる時間を作って
絵本の専門店にはいり、そのあと、レトロな雰囲気な
茶店で本を読むという、ことをしてみました


いいえ、もちろん休日もそうした時間はないわけ
ではない。だけど、休日は奥さんといっしょに美術館に
いったり、買い物したりと、やりたいことがでてきます
ひとりで、ぼーっとしているというのは、やっぱり
結構ぜいたくな時間です


LPレコードで、音楽が聴けますというふれこみの
その喫茶店、入れば、ユーミンの歌声です
それも「ひこうき雲」。


ユーミンの歌はたくさん、好きなものがあります
たとえば、「海をみていた午後」
曲を描いてる、その風景がほんとに、きれいで
まるで、こわれやすい10代の恋そのものを、表現して
くれてるような、そんな透明感というのがあり
また、舞台がいまもある、横浜、山手のドルフィン
という実在の店ということもあって、すきな歌です


実際のところ、ドルフィンは、周りに高い建物が建って
もう、貨物船もみえないし、ましてや三浦三崎は
見えないのですが、雰囲気はそのままでしょう


あんまり、楽しい想像ではないのですが、ユーミン
20歳前後で、この詩を書いたとすれば、おそらくは
想像で、ビジュアルな世界、こんなことがあったらいいなと
言葉をつないだのだと、思います
それは、詩人としての想像力がいいなはあるのですが
はたして、おそらくは自分の経験とか、ごく親しい人の
経験から描いたのではないと、思えてきます
(根拠はないけど)


さて、居心地のいい喫茶店ユーミンの後にかかったのは
スティービー・ワンダーでした


おそらく、この喫茶店。お店を開くときに
音楽とコーヒーが楽しめる店、として、コンセプト作りを
したのだと思います


音楽、LPレコードつながりで、思い出すのは
たった、1度しか行っていないですが、野毛に、レコードで
ジャズを聴かせる店、パパジョンですね
もちろん、バーの類で、ジャズを聴かせる店は
めずらしくない。だけど、そのレコードのコレクションは
はんぱないと記憶します


好きなことしていい時間に、音楽を聴くということが
とても好きです。ジャズはあこがれていますが
実はぜんぜんくわしくない。村上春樹の古い小説に
セレニアス・モンクと、バッド・パウエルの名前があって
1枚ずつ、CDをもってるだけですね


音楽とコーヒー、これはきっと、ずっと好きな組み合わせです
そんなお店がもっと近くにあったら、きっと通うのになと
思った、休日でした