手抜きじゃない食事がしたい

今年は、NHKの「趣味どき」という番組から、小川糸さん
という作家について、興味を持ちました。作品を読んでみると
なかなかいいのです。書いてる世界観といったことが
すごくいいと思います


もうひとり、好きになった作家さんがいます。森沢明夫さん
ですね。このブログにも何度か書いたのですが、千葉のご当地
小説という雰囲気もあります。「海」が借景になってると
いってもいいかもしれませんね


この二人に共通するもの。料理ですね。言い換えればおいしいもの
です。ほっとする味、なにかを思い出させてくれる味


ネタばれなのですが、小川糸の小説で、ある料理を
食べることで、恋がかなうという、話がでてきます
そんな料理があるなら、ぜひ食べたいと思う人っていっぱい
いるのではないでしょうか?


今の時代、世知辛い。家庭にしても、企業にしても、どちらも
ほっとする場所じゃなくなっていくという要素が大きい、
増え続けてるといっていいのではないでしょうか?


ゆっくりとした、時間のながれ
余裕ある、気持ちの広くて、あたたかいものがある人が
暮らしていて、そのなかで、自分自身をとりもどしていく
そういうことが欲しいなーという人が多いように思います
事実自分もそうだなと思ったりします


「生活」が結構忙しいのですよね
せめて、食事はおろそかにしないように思っています
そうなのですが、自分で食事を整えるというのはすごく大事で
続けたいのですが、結構、買い物であり、食事作るための
いろいろに気を配るこのことだけでも、エネルギーを使いますね


食事を大事にするということは、自分を大事にすることだと
思っています。言い換えると、自分を大事にしてると
食事も大事にできるのだと、そういう感覚があります


森沢明夫の小説の主人公、「エミリの小さい包丁」のエミリ。
おじいさんの心のこもった、料理を食べてそのおいしさに
癒されていく。思い出すと、食事に時間をかけて用意して
味わって食べるといったことが、ずっとなかったことに
気が付く・・・


失礼と承知で書きますが、食事をコンビニでたいてい済ます
といってる人は、このエミリのように、食事について
大事にするということを、しないというかもう忘れてしまってる
ということになりませんか?


食事が大事だと書いていて、平日、フルタイムで仕事していて
そうそう、いっぱい時間をかけて、食事を用意することは
できませんね。だけど、ちょっとだけ、手間ひまをかけて
用意はしたいです。そんなとき、このごろ、ちょっとずつ
やってるのが、「作り置き」というやつです
作り置き、一番最近作ったのは、切り干し大根の煮物(ちくわで
ボリュームアップ)、豚肉とリンゴの炒め煮。こんなふうに
小さいおかずを用意しておくと、なにかしら、もう一品くらいで
食事がかっこつきます。手抜きともいえない、いい感じでしょう


生活が忙しい
だから、工夫がいります
そんなふうに、自分を大事にすることを忘れない
いい生き方をしたいですね