プレイングマネージャ

管理職のやることといった、ノウハウ本をみています
そのなかで、著者が行ったセミナーで管理職対象なわけですが
その対象者、8割以上だったか、プレイングマネージャだと
書いてるのですね


おそらくは、「効率化」という名前のもとに
1990年くらい、4,5人にひとり管理者がいたと思うのですが
純粋に、管理メインでできるという意味の管理者は2020年代
今、20人にひとり、どうかすると30人にひとりではないでしょうか?


そういう意味で、プレイングマネージャが世の中に普通に多い
という状況があるのだと思います
そのとき、プレイングマネージャを自分でそうだと思う人に
「マネジメント」部分に自分の仕事につかえる時間とエネルギーの
何割をさけてますか?という質問をしたとします


わっはっはとなるのではないですか?10%なんてことを
平気で言っちゃう人が相当数いるのだろうと想像するのです
それで、管理職の役割って果たせるのですか?というと
きっと「NO」だろうと思うのです
だったら、その会社、いい方向に行くのか?というと
極めてあやしいということになりそうですね


ノウハウ本を読むと、管理職をやるなら、プレイングマネージャと
いえども、たとえば半分のエネルギー(必ずしも「時間」ではない)
は、マネジメントにさきなさい、とでてくるのですが
うーんとなってしまう人多いのでしょう


一般職とマネージャ、もってる情報も、役割も違います
仕事がうまくまわるようにするために、マネージャはマネジメントを
やるということが大事です。マネジメント:人が仕事でうまく
動けるようにすること、ですね


具体的な内容でいえば、「評価」です
人が組織で働くときに、持つ大きな不満は、自分が
正当に評価されてないということだということを
マネージャは頭にいれておく必要があります
言い換えれば、評価ということに、一定のこと、本人(被評価者)が
納得感があれば、うまく働いてくれる可能性はぐんとふえると
言っていいのだと思います


評価、こんな難しいことうまくやれということが
だいたい、理不尽だと思った人もいるのではないでしょうか?
だから、管理職同士の連携、情報共有、切磋琢磨ってどうしても
はずせないのですよ
プレイングでありながら、他の管理職と連携?これまた大変だよと
声がしそうです
そうしたことが、すべて今の企業の、矛盾点、無理が生じやすい
ところにつながってるといっていいでしょうね


おつきあいのある会社の経営者が、「課長」がうまく動いて
くれてないようだ、と、話してくれました
まさに、おそらくはプレイングマネージャである課長さんなのだと
想像します
ここでも、課長さんが、いきいきと動いていてその課長さんの
もとにいる、担当、一般社員がまた、元気で目的を見失わない
働きぶりをしてるとなれば、組織全体がいいとなるのですが
逆となれば、こわいことです


プレイングマネージャ、おそらく課長職の相当な割合の人
ぜひ、元気をとりもどしてほしいと、そう思う日になりました