テレビの話

1年ほどまえ、NHK「趣味どき」という番組でみた
いくつかの人のキッチンを紹介してるのが、楽しくみれたのを
思い出します


牧野伊三夫氏。この人のキッチン、であり、キッチンの
紹介というか、「食」へのこだわりのいろいろと
いっていい、そんなこと。この世界というのが
すごく、心地よく映ったのです


見ていて、おそらく、ただのきっかけさえあれば、すごく
仲良くなれるのだろうと、想像しました


「朝会」があるというのですね。朝、奥さんと二人で
今日の夕食のこんだてを決めるのだと言います
そうしておくと、いろいろうまくいく。その夕食を
楽しみに、仕事に気合が入るし、買い物もいつ誰が
いくというのも、決まるのだといいます
とても、楽しい、そういうことがしたいと思いました


だいたいが、自分自身、食いしん坊だし、食事を大事に
したい、その時間を楽しみたいという気持ちがあります


話は飛びますが、社員の人とランチミーティングをしていて
おいしく食べて、その社員が笑顔だということが、なにより
どんなアドバイスだとか、話し合いよりも、実は価値あること
とも言えないかと、ときどき、思うのです


レストランに入り、そのレストランで作ってくれる食事が
おそらくは作ってる人が、おいしいと思って、おいしくなるように
と思って作ってる、そういう食事だったら、笑顔になれると
思います


そうした、原点といっていい、いっしょに食事していいという
感覚を共有する。こういうことってとても大事なのではと
思うのです
そこから発展すると、いっしょに食事するのがいい、また
可能なら手作りのなにかで、おいしいねと、時間を共有
するのが、貴重だと思うのです


話がもどって、「趣味どき」の番組に登場した、何人か
その人たちの世界は、今日、ここに書いてることを、具体化してる
そういうシーンを撮ってるといっていいと気が付きます


昨日、テレビドラマで、印象深いつい先日虹を渡ったという
山田太一氏のことを、書きました。テレビというのは
メディアとして、いっときの輝きとか、エネルギーは減ってるとも
いえるかもしれないですが、趣味どきみたいな番組をみると
実は、その存在意義はまだまだあるぞと、思ったりします


youtubeの楽しさ、手軽さ、また可能性といったことも
ありますが、プロのカメラマン、プロの番組づくりのいろいろが
いての、番組、だから楽しめるということもありありでしょう


もう「令和」を生きる人は、ここにこんなことを書かなくても
テレビも楽しみ、ネットを利用し、そういうなかで、友人と
楽しく時間を作り出す人も多いのだと想像します


どちらかといえば、後から気づいてる自分が、遅れまいと
あたふたしてる・・・のかもしれないです