読書のお正月

エミリの小さい包丁 森沢明夫


この本を手に取って、読みだしておそらくは15分後には
森沢明夫のファンになったといっていいと思います
森沢明夫の書く、家族のよさ、家族だから、家族の存在
家族のいろいろ、思い出させてくれる、いろいろ
そんなことが、頭のなかで、膨らみ、自分の生き方を
肯定するといっていい、そういう、反芻のなかで
森沢明夫の世界が、いいのだと、揺るがない思いとして
残り、安心し、世界に浸ることができたのを
思い出します


まだまだ、読んでる本のほうが少ない、森沢の世界を
歩くのが楽しみになっています


ツバキ屋文具店 小川糸


実際、一作目よりも、続編のキラキラ共和国、そして
さらに続編の椿の恋文、好きになりました


小川糸は、NHKの趣味どきという番組で、キッチンを紹介してる
シリーズがありまして、そのなかの登場で、たいへん興味と
親近感を覚えました
小説は徐々に好きになったといっていいでしょうか
特に、キラキラ共和国であり、最新刊、椿の恋文に書かれてる
親子の再生といったらいいでしょうか
思春期という、時期に切れたと思った、親と子のいろいろが
子の成長、子、が、人生を深く生きるほどに、親のあれこれを
理解し、受け入れ、親の生き方を、見つめることができる
という、感覚にとても共感といっていいものを、持ちました


ツバキ屋文具店シリーズは、鎌倉のご当地小説ということも
好きな理由になっていきます
最新刊にでてくる、ブンブン喫茶店は、おそらくは次回か次々回
鎌倉にでかけるときに、行くようにも思いますし、同じく
レンバイにあるという、太巻きの店にも行ってみたい
できれば、小川さんに、他の私の知ってる鎌倉の店の
情報を伝えてあげたくなったりします


実際、鎌倉は好きで、特に中学生くらいから、そのときの自宅から
自転車でいえば、1時間くらいということもあって、通いました
鎌倉の道は自転車で覚えたと言っていいです
そして、自分の祖母であり、母も通った鎌倉です
あるときから、瑞泉寺、妙本寺、光則寺と、何度も行く寺が
あります
そして、だんだん、最近では歩く距離が減ったから?お店でくつろぐ
楽しさというのを、知って、小川さんの小説の拠点である場所のほど近く
にも、気に入った店ができて、通います


2023年は、残念ながら、かなり好きだった作家、山田太一が虹を
渡りました
山田作品をここでは紹介しませんが、追悼のテレビでの、解説を
改めて聞いていると、山田がある部分、時代を切り開いたみたいな
ことを書いていて、へーって思います
それとは、違う観点で、私は山田作品が好きです
時間が経てば、だいたい親に近い世代の、山田は虹を渡り
単に、自分が知ったであり、好きになったのが2023,ということに
なりますが、森沢明夫であり、小川糸であり、お気に入りの作家に
出会って、ときの流れを思います


ほぼ10年まえくらいから、高校の仲間と読書会をやる機会があって
その体験がすごく良くて、人と本を一緒に読んで意見交換なり
することの、すばらしさを思うことが、増えました


おそらくは、森沢明夫も、小川糸も、そういう機会をまた持てたら
自分としては、話題にしていきたいなと思います


2024が明けました
ちょっとずつでいいから、自分が積極的になにかを、人に働きかける
そんな、行動を増やしたい、そう思う年明けです