いいチーム、いいやりとり

小川糸の小説のなかで、あるカップルの振舞いの
話、一方がぱっと見には、傲慢といっていい態度で接する
その相手が、それをおおように受け流して、従ってあげてる
そんなふうな二人をみて、その場にいた、主人公が
この振舞い、一方の人が傲慢さをだせるなんてことが
この二人のいろいろな潤滑油になってるのでは、と、感じる
ということがでてきます


こうした、人と人の微妙なやりとりの面白さ
これを小説で、みてみることができるというのも
小説の楽しみといっていいかもしれません
実際、映像でこういったことをみたとしたら?もちろん
脚本だったり、俳優さんの力量にもよりますが、うまく
伝わ菜らない、一定のところ、読者の想像力にまかせる
「本」という世界のほうがいいというのも、ありそうです


人と人が、いっしょにいて、お互いのいいところを発揮する
ということ、大事なのですが、なにかしら、潤滑油になるもの
だったり、触媒というなにかが作用することが、うまくいく
ひとつの方法といっていいと思うのです
今井美樹のヒット曲には「わがままさえ、いとしく思えたら
ほんとに幸せ」とかでてきますね
まあ、実際、カップルだったりすると、好きになる理由と
嫌いになる理由がいっしょだったりするので、こうした
文章などで、また書くというのも、難しいとも言えます


いいチームに共通してるのは、コミュニケーションがいい
ということですね。コミュニケーションがとれてることは
双方向で、継続的なやりとりがあるということです
この定義、いいチームはコミュニケーションがいいこと
ということ、ずっと思ってるわけです。よくみていると
この双方向で、継続的なやりとりっていうのは、そうそう
簡単にできるともいえません


さて、当社、10年以上、新卒採用に力をいれています
2024年入社してくる、20代前半の人達と、自分の年齢を
みてみれば、なんと40年近くの差があるのだと、気が付きます
めざしてみたいのは、ベテランと若手がしっかりいいところを
だしあってる、チームということになります
ですが、実際のところ、簡単にはいきません


世代が違うと、価値観がちがう
そういう話がよくでますね
もちろん自分も感じたことがあって、そのことを、無視するだとか
ちがうとか言うと、話がややこしいい
実際、仕事してる場で、価値を感じてもらう、仕事しながら
こういう価値を感じることが大事と、共通して思えるそういう
シチュエーションができるかが大事とも思えます


その前提には、いっしょにいて、価値観がちがうなと思っても
「やりとり」を多くしておくということが、大事では
ないでしょうか
これも実際、簡単ではありません。価値観が違うなということ
もちろんレベルにもよりますが、そうした人と日常会話を
話すということだけだって、続けるのはなかなか、がまんが
いると思うのですね
ただ、日常会話のなかに、ヒントもあったりするので、そうした
なにげないことも含めて、やりとりは多くしておくということを
やっていかなくては??みたいな感じです