季節を愛でる

星野道夫氏が、アラスカのいろいろを紹介する
講演録といっていい、本をみました
そのなかで、星野氏は、アラスカでは冬至夏至ということが
とても大事にされてる、という話を披露しています


今、季節は冬で、冬至からおよそ1か月が経とうとしていますね
日本の二十四節気でいえば、大寒。一年で一番寒いとき
といっていいです
星野氏の語る、冬至が大事ということ。アラスカでは
太陽の動きというのを、気にしてる人がいて
いいえ、日本だって、自然相手の仕事があった
ときには、太陽の動きだったりは大事だったといって
いいですね、冬至ということも気にしてる
そして、これ以上、日が短くなることがないという日が
大事なんだということ。寒さはおそらくそのあとくるに
しても。


冬の楽しみ
それは、空気が澄んでいること。今夜明け前の時間で
東の空が見事な色になっています
今日は少し雲がたなびいています
ちょうど、墨絵の世界のようで、これはこれで、すごいです
こうした、空の美しさということ、これを冬は感じることが
できます


「自然」がみせてくれる、いろんなことは
ときに、ほんとうにびっくりする、美しさを運んでくれます


去年、島根県宍道湖のほとりでみた、「虹」
こんなに大きな、虹をいままでみたことがあったかなと
思いました
虹は、夢につながってるように思って、しばらく
にこにこしながら、その日を過ごしました


日本には四季があって、たとえば、和歌の世界では
四季をうたいあげる、美しい詩がありますね
そうした心を感じて、日々生きられたらすごいですね


日本人が「もうひとつの眼」ということを気にしてる
というか、そうしたことが、ひとつの日本人が生きてきた
生き方、文化というのを、形作ってるといっていいかも
しれないです


それは、和歌を詠むというのことが、まさにもうひとつの眼を
さがすということに似てるということも、あるのかなと
今日、この文章を書きながら、気が付きました


先日読んだ、和歌をどう楽しむかといった本には
形式だったり、いままでの和歌がこうだということに
とらわれない、楽しみ方があっていいのだと書かれていて
とても興味がわきました


季節と和歌
そして和歌に歌われる、もうひとつの眼
あこがれといっていい、世界に見えてきました