学びと双方向のやりとり

学び、ということと、つながっていると思うことが
双方向のコミュニケーションです。一方的で、なにかを
インプットし続けること。こうしたことは、ある特定の場面
限られたシチュエーションでは、必要も認めますが、言ってみれば
そのインプットし続けるのは、学びの前提としての知識を得る
ということに留まると思っています


もうひとつ前提ということを、加えます
ここで書いてる「学び」というのは、「なりたいものになる」
自己実現しようとしてる人に対して、ということがあると
思います
自己実現という、やりたいこと、これが一致してるということが
学びが大事と、くりかえし思い続けることの、原動力であると
言えるからと思っています


なりたいもの、が、わからないです。という声がしそうです
はい、特に若いうちは、なりたいものがわからないということ
とても多いと思います。さらに言えば、一度こうかなと思って
これがなりたいもの、と決めたとしても、その後の体験、生きてく
なかで、変わっていくということも大いにあると思います
また、若いなら、変わっていいとも思います


なりたいものが、わからない、というとき「自分さがし」
というのも、大事な時間とも言えます。自分探ししてるとき
謙虚さをもって、「学ぶ」と思い続けるのも、素敵な姿勢と
言っていいと思います。そういう人に、学びをいっしょに
やろうというのは、どんどん私は言うし、いっしょに行動したい
と、思います


一定の経験をした、今、上に書いた若い人と相対的には
年上、年配と言っていい人、ちょっと自分基準でいえば
想定の若い人が、30代くらいまでとすれば、40代、50代とか
もっとうえの人、のこと、「経験者」としておきましょう
この経験者、双方向のやりとりをして、自分自身はなにを
学ぶのか?というと、経験者としてどう生きるかを
学ぶといっていいかなと思います


チームスポーツのひとつの理想、「ベテランと若手が
いいところを出し合ってる」ということ。これ、スポーツだけ
ではないと思います
いいところ、ぱっと思うのは、ベテランは経験値の蓄積から
くる、いい判断、振舞いでしょう。若手はというと
柔軟な発想、また、お試しでいい、やってみるエネルギーに
あふれてること、とも言えそうです


いいチームは、凡者を勝者に変える、ということを
信じています。上記に書いた、経験者が若い人に、いいことを
言って、若い人も謙虚に自分をみつめて、いいことを
糧にできるということ。もちろん、経験者だって「神様」
ではない。ときに、間違っていること、自分にはいいやり方でも
他人の誰かには、だめということも十分ある。そういうことは
理解した前提で、いいやりとりが続いていく


人間、なかなか「多方向の視点」というのを、同時には
もちにくいということも、経験者は知っています
ある立場でものごとを考えると、なかなかちがう立場の
人の視点でみるということが、難しいものです
そういう意味からも、チームで仕事するとき、その人が
どういう考えで、どう動いてるか、一定の客観視をする
という意味でも、お互いの考え、意見を交換してるというのは
とっても大事です


経験者が、気を付けたいのは「上から目線にならない」
ということですね。学びは「学びあう」ということが連鎖する
から、いい学びがあるという、流れがあります。
「教えてやる」という一方が上にあがってしまうと
とたんに、しらける、というのを、経験者なら知って
おきたいものです


今週も「学ぶ」「学びあう」場面を増やしていきたい
そう思って、今日もスタートしましょう