安曇野

信州の安曇野という場所は、特別な場所になってる
何度も行きたい
まず、その地形。
地元では東山、西山というのだそうだけど
常念岳常念山脈といわれる、北アルプスの山を西に
東にも山が連なっていて、そのあいだに高瀬川犀川などが
流れる、ひろびろとした土地


長峰山からその眺めを見た、東山魁夷は絶賛してるし
北アルプス展望美術館、前の池田町立美術館からの眺めは
山下大五郎が、その美しさを私に伝えてくれる


かみさんと、休みをあわせて、連休できるところは?と
たどるとなかなかなくて、今回は、5月の連休ではなくて
今日から安曇野にでかけることにする
松川村のすずむし荘に宿をとることにする


青木湖の近くに、姫川源流、親海湿原という花を楽しめる場所が
あると聞いた
グーグルのブログ検索であらかじめ様子をさぐると
カキツバタがみごろだという
じゃあ、そこにいってみたいと思って
途中でおべんとう、生野菜などを買いながらでかけてみた


国道142号線を、北上して、大町の市街をすぎて、木崎湖を過ぎて
青木湖が近くなって、トンネルが何本かでてくる
その最後の、「佐野坂トンネル」を過ぎて、ほどなく
佐野坂スキー場の駐車場があり、そこに車をとめて、姫川源流、親海湿原に
行く。


うん、咲いてる。紫の「あやしい」といってもいいくらいな
あざやかな色をまとって、カキツバタが群生してる
用意した(あずみのの朝というパン屋にてさきほど買った)パン
トマトときゅうりとエシャレット、即席のスープなどを
キャンプ用のバーナーで湯をわかしながら、ぱくついた
自然のなかでの食事ができて大満足!


湿原を歩いてみると、花もいいけど
ルリイトトンポだろうか、透明とまで見えるイトトンポがいて
おそらく、夏鳴くのとはちがうセミ、鳥のさえずりなどが
盛んに聞こえてくる
しばし、眺めて、姫川源流のほうに出向く


おそらく、ミズナラとかくぬぎといった、広葉樹の林にかわり
みずごけがはえてるところに、生まれたての水といった
雰囲気の流れがある
さわってみると、冷たい
息をしていると、体のなかがきれいになっていくような
錯覚におちいる
何度も深呼吸をする


都会に住んでると、なんでもないはずの自然の空気、景色が
いとおしい
自然を少しだけど感じれたひとときだ・・・