日本の地方

こんなことを最初に感じたのは
長野県の野沢温泉だったように思う
日本の地方は、おそらく昔の日本の良さを
まだまだ残していて、そのあたたかさといったら
本当に気持ちいい。


野沢温泉にスキーにいって、民宿に泊まる
そこには、まるで親戚のおじいやおばあといった
感じで接してくれる人がいる
家族のだすような、心のこもった食事をだして
笑顔で迎えてくれる
お風呂は、外湯と呼ばれる温泉を楽しみなさいと
教えてくれ、ほっこりした気分になる


一番最近、地方ってやっぱりいいなすごいなと
感じたのは、山陰の、鳥取県島根県
でかけていったときのこと
はじめていくお宅で、お茶をいただき、焼き物の話を
させてもらった
人の縁がつなぐということがある。松江に宿をとって
食事にでかけたその店で、ふと知り合った気のいい人は
舩木窯という窯元にいくといいと教えてくれた
そこにいってみると、バーナード・リーチがこよなく愛したという
風景がそのまま見れる、リーチが使ったという部屋をみせてもらえた


このブログにも書いた、山本教行さんの岩井窯にお邪魔して
親しくなっていくうちに、器の楽しみ方というのを
ひとつ教わった。使うことだという
ほしくなったら、買ったりしたのだけど、ちょいとお値段のはる
器、普段使いにはもったいないとついついしまいこみがち
そうじゃないという
使ったらもっといいものを、そこからもらえるよと
教えてもらった


山陰にある、窯元はなんというか、生きてると感じた
そうした、手作りのものを支持して、使い続ける人が
日本にはまだまだいる、それこそ文化が高いなと感じて
うれしかった


自分はコンピュータの仕事をしていて、世の中は効率化、機械化を
いかにするのかという方向で走ってきた
その象徴は日本のなかでは、東京の街といっていいでしょう
そうした、冷たい都会といっていいなかで育ってしまった
自分には、日本の地方、田舎の良さが輝いてみえる
東京は、変わりすぎたのかもしれない
地方にある、良さということをしっかり見てみるということは
日本人のもってる本来の力、文化の高さに気付くということで
とても大事なことだと感じる