さなぎ

昆虫が、幼虫から成虫になるときに、さなぎになる
なにか、変わるときに、さなぎのように、じっと力を蓄えるときが
必要なのかもしれない


魔女の宅急便というアニメで、主人公のキキは
魔女の魔女たるゆえんの、ほうきに乗って空を飛ぶことが
できなくなるというスランプにおちいる
そんなとき、友達になったちょっとお姉さんっぽいキャラの
人から、あなたは、きっとさなぎになったのよと
言われる


誰しも、思春期という時期を経て、自分をみつめなおし
大人への階段をのぼりだすのだと思う
ときに大きな階段があって、登れないとなるときがある
そこでへこたれず、のぼりつづけられるかどうか
そんなことを繰り返すのが、生きてるってことではないか


ここ1年、2年は、人材育成ということを、自分のなかで
大きな自分の仕事として、位置づけたいという思いが、気持ちのなかで
でてきている
人を育てられる、リーダを育てるということが大事だと
何度も思う
普通の人がリーダーになっていく。それはその人が変わらなくては
ならない。人間が変わるということは、大変なことだ


どうやってやろうか?


方法は、ひとつではないし、相手によっても変わるわけだし
その相手、ひとりの人間としてしぼったとして、成長もするし
いろんな気持ちの持ち方もそのとき、そのときでいろいろだ
こう考えると、なんて、難しいことだと思ったりする
でも一方、植物の種が、土と水と太陽があれば、育って
芽をだしていくように(河合隼雄の説明だ)必ず育つ
場面はある。だから、種にとっての土と水と太陽にあたるものを
ちょっと、人間がつかめる、そんなお手伝いがしたいと思う


人材育成について、いろんなことを思うけど
「楽な道」というのは、ない
すなわち、すべてが必要と思っていたほうがいい
なにから、はじめるか、そういう選択はしてもいい
どんどん、やろう。ばりばり、やろう
やってるうちに、気が付くことがある