自分からやる

人から言われて、やるのではなく
自分からやるということに、意味があると
感じることがよくある


ひとりの社員が、マネジメントを勉強したいとつぶやいた
ピピっと、きた。1年半まえくらいから、やってきたプロジェクトの
すすめかたのまずさ、マネジメントの稚拙さに思うところがあったに
ちがいないと


覚えがある
スケジュールが遅れること、このことからはじまって
われわれの業界において、マネジメントということ
うまくいってないな、いわば業界全体の課題だなと
それなら、自分がもっとそうしたことに、強くなって
業界を変えていくことができるのではないかと思った
はじめに思ったのは、転職してすぐだからもう20年がすぎた


いろんな要素がある
まず、技術の進み方が早く、それでいてどうしても
最新の技術を使うという傾向があること
それは、技術者であれば、最新のものに興味をもつのは
本来あるべき姿だし、それにあいまって、「勝ち馬」にのりたい
という気持ちが、新しいものを使っていくという方向に
もっていきやすい


常に、新しい技術を使おうとすれば、その点について、未経験者が
ふえてしまう。そうしたなか「予測できなかったこと」が
ふえてしまい、スケジュールがぶれるという構図だ


もうひとつ、よく思い浮かぶのは、伝言ゲームをしてるということだ
誰が、物事をきめてるのか、よくわからないことが多い
そして、メールだとか最近はSNSなどを使っても
伝えきらないことがとても多く起こる
どうもひとつは、技術者ってシャイだし、早くいえば日本語が下手だ
そして、一対一でしっかり気持ちを伝えるということについて
経験不足の人があつまる


こうしたことの対処に、冒頭に書いた、自分で感じたことを
自分できめてやるということが有効だと思う
いろんなプロジェクトが、なかなかそうそううまくいってないという
ことがあるけど、なかにはうまくまわるプロジェクトもあるのだ
それは、小さい単位の組織において、自らやることというのが
しっかり一人ひとりにつたわり、実践できる環境がある
ということになると思う


そしてその小さい単位がうまく動くということは
ひとりの人間が、行動するということが、「やらされてる」でなく
自分で決めるということに基づいてるということが大事だと
感じる


今日ここに、自分できめて、自分で動き出すのが大事という
話を書いていて、そうしたことは日常のちょっとしたことで
養われるのでは、と思いが至る
例えば、やはり食事ひとつとっても、自分で食べたいと思うものを
感じて、自分で決めてすすめること
そうしたことになるのではと感じて、うん、やっぱりそうだと
うなづいてる