原点

先日あった、当社の会社説明会にて、最近当社で行った研修で
原点を語るということが、なかなか評判がよかったのです
という話をしました


会社説明会で、当社がどんな会社なのか、当社の特徴とは
どんなところか、という話題をだします
そのなかで、社員同士、学びあってること、具体的には
社員研修を大事にしてることを、紹介します
その場面で、原点を語るということを、紹介しました


昨年、中堅社員の人に、自分の今後のキャリアデザインを
考えてもらうという研修を行いました
その背景は、中堅社員ですから、それぞれ、プロジェクトにおいて
一定の仕事は、やってくれています。システム開発において
調査だとか、設計、製造、テストと、必要な仕事がありますが
必要な能力をつけて、やっています


これから先、自分がどうやって、さらにいい仕事ができるか
いい仕事、これはいろんな定義があるのですが
いまは、自分が納得できる、仕事としておきましょう
そのいい仕事を、するためにどうするか、ということが
課題であると思います


そういうことは、人により、課題にむかって、明確なロードマップを
もって、進んでるってときはいいのですが、中堅くらいになると
課題も、大きいし、忙しいしとなって、そのロードマップは
はっきり、すっきりとは書けてない、という状態も起こりがちです


そこで、この研修です
一定時間、自分の原点であり、いまの自分を作ってくれたいろんなことを
ふりかえり、自分のことを、みつめてみてほしいと思いました


ある社員は、自分が参加したプロジェクトにおける、マネジメントの
悪いこと、そのことを、感じたということを、原点だと思うと
話しました


システム開発において、よく7割が失敗するなんていう、レポートがあったり
するのですが、マネジメントがしっかりうまくいってるということは
割合として、少ないなというのが、実感としてあります
ひとつは、技術の移り変わりの速さということがあります
もうひとつは、ユーザとベンダのそれぞれの、人材の問題があります
また、さらには、日本独自の強さともいえるのでしょうが、商習慣
企業の仕事のありかたもあるでしょう


プロジェクトに参加して、あれ、おかしいなとか、理不尽だなと
感じてたということは、そこらじゅうに起こる、日常茶飯事的な
こととも、いえそうです


そうしたことを、改善したい、それが原点だと、いう社員がいて
ちょっと、共感しました


原点を考え、でてきた、思いは、「ワールドカフェ」にて
「さらして」みます
考えを、さらして、さらに考えて、気づきを得る
これは、ワークショップの基本の流れなのですが
その「さらす」という過程が大事だなと思い、ここのところ
社内で用いてるのが、ワールドカフェです
まるで、カフェでリラックスするような、そういう空間、人のグループを
作って、自分の思いを語ってみるということ
数人で、メンバー(グループのホスト役は、同じ場所にいる)を
ぐるぐる変えて、話してみます


このワールドカフェがとても、いま、私は気に入っています
なるほど、リラックスして、同じ思いを、別の人にくりかえし
話してみるのです


この原点⇒ワールドカフェは、ひとつの、当社の社員研修のひな型に
していいなと感じ始めています
やってみるとわかる、自分の原点を考え、それをじっくり
話し合ってみる
気づかなかったこと、いままで見過ごしていたなにかに
気づけるとき、そういう時間になります