話し合いをするのに、導入部分って、とても大事だなと
思います。ひとりひとり、思いを持ち寄るそうした、雰囲気づくりが
うまいと、そのあとの話し合いも、うまく深まるという
感覚があります
話し合い、理想は、相手のやりとりから、自分をみつめ
自分のなかに、隠れていた、やりたいこと、感じたことを
さらすのですね。そのさらしたことに、向き合ってくれた相手の
話を受け止め、さらに考えるのです
しばらく前に、新聞で読んだ、「ワーク・ショップ」の
ありかたというのが、思い出されます
ワーク・ショップのやりかたは、まずは「ワーク」手や頭を
使って、考えるなり、調べるなりしながら、ある意見を作る
ということ。さらに、「ショップ」です
八百屋とか、文房具屋とか、専門店をイメージして
といいます。なにを言ってるかというと、意見を作って
そこの、店主になったり、その店の客になったりしながら
自分のほしいものを、言い、また、提供できるものはいまは
これこれ、ちょっと準備すれば、こんなものもできそうと
ある、求めるものに向かって、提供する側、受け取る側といった
立場を変えて、欲しいものを得る、活動をするのだというのですね
こうした、ワーク・ショップの技法は、硬い雰囲気の会議とかと
ちがって、可能性を感じます。自分が得たいものをさがしていく
ある意味、いい形の人とのかかわりのフレームワークになると
思っています
ワーク・ショップに、くっついて、必ずといっていいほどやるのが
「アイスブレイク」です。とても大事だと思います
アイスブレイクの、本編の内容につながるもの、と言い換えても
いいかもしれないですが、本編の話し合いに、日常というか
現在の自分からはいっていく、そのつなぎをやるのが、導入です
アイスブレイクの、やり方のひとつに、キーワードから
エピソードを語るということがあります
たとえば、その、ワークショップのテーマが、職場のコミュニケーションの
改善、だったとしたとき、「コミュニケーションの改善」そのもの
でもいいかもしれませんし、「最近の自分のよい、コミュニケーションの事例」
といった、話しやすくしたもので、かつ、当日のコンテンツに
つながるものを、だしていく、というやり方があります
これは、王道といっていい、やりかたかもしれません
ただ、アイスブレイクはもう少し別の観点、つまり
当日集まった人と人のつながりに、注力したいとか、その名前のとおり
あつまるまえの、なにかしらの、空気からぬけだして、まっさらな自分に
近くなることを、目指して、といったことをしたくなることも
多いですね
さて、導入
なにをするのが、いいのか?
一番最近、そのあたりで、思いついた方法は、そのときのチームの
メンバー全員で、同じ絵本を読んで、感想を言い合うという方法です
狙いは、当日コンテンツが、自分をみつめ、相手とのやりとりを経て
さらにみつめるということが、とても重要だとします
それを、同じインプットに対して、やることで、トレーニングしよう
それも、インプットが絵本といった、ビジュアルかつわかりやすいもので
やってみようというのが、ミソです
話し合いは、楽しいし、とてもためになる、活動です
ファシリテータになるのなら、導入を、意識して、大切にしてほしいです