夏休み

近所の年上の子供、年下の子供、いっしょに
自転車で遊び、缶けりをし、小さな社会があるのを
覚えた、そういうことを、思い出します
だれかが、いじわるなことを、やったとします
そこをしきる、人が、それはだめだといったら、
だめなのです。それに、「けんかするなら、素手でやれ」
とか、「目」だとか「頭」を攻撃するのはなしだとか
けんかしてもいい、だけど、守るべきルールは守れ
といったことを、教えてくれたのも、そのころだったと
思います


思うに、小学生なりに、とっくみあいのけんかってあったほうが
いいと思うのです。もちろん、↑に描いたように目とかは
なしで、素手でね。そういうことがないと、感情のおさえどころって
わからないように、思えます


かんけりにしても、ハンドベースボールにしても、一定のルールが
ありました。それを、楽しんでいたと思います


あるとき、自転車で、どこまでも行きたくなりました
自転車で走れば、まだあった、雑木林、田んぼ、畑を
越えて、知らないことにいきたくなりました
だけど、たぶん、小学生ではこわくなって、同じ道を
暗くなる前に帰ってきたのだと思います


ときには、坂を上って、海が、視界にはいったら、うれしい
そういう場所が横浜にはありました。のぼってのぼって
車ではいけなくても、自転車ならはいっていけるところなんかの
ある場所。そこにいくと、海がみえたのです
春、夏なら明るい色で、冬は、青く寒かったかもしれないけど
海が見えました
そんなとき、なにかしら達成感があったのですね

子供は、子供なりに、思いをもって、さみしさ、やりきれなさを
もって、生きてるのだろうと、思い出します
だから、ときにはちょっとくらい、寄り道して帰るのも
楽しい、景色がちがってみえるなかを、ふらふらしていたい


人間だったら、まして精神的な成長を求めるのなら
ひとりの時間を大切にするって、理解があっていいのでは
ないでしょうかね


さて、人間の成長にはさまざまな、栄養素が必要です
だから、おしげなく、成長の機会、そのためのトレーニングが
できる場を用意したいと思います。私もそのなかに
はいっていって、いっぱいしゃべったり、主張したり
耳を傾けてみたい
いっしょに、成長していきたいな