若手とベテラン

精神科医の、香山リカさんは
その著書のなかで、10代で、自分の思ったこと
感じたこと、出会ったこと、これは、そのあとの
30年にも40年にも、値する、とても大きくて、大切な
ものだと、記述しています


ええ、確かに。


人間の心、であり、考え方の多くのものは10代に
そのもとを、作っているという感じがすごく、します


思春期という、時期があるのだと思うのです
大人と、子供の中間。さなぎのような時期とも
いえますし、自分という存在を認識して、自分という
摩訶不思議なやつと、どうつきあうのか、迷い、ときに
絶望し、ときに、ノー天気になり・・・


つい、先日親しくしてる人と、「若い」ということが
ひとつの、やっかいな状態を生んでるということで
話をしました


揺れ動く、若さ
なんでもできてしまう、という感覚と、まだまだ自分は
自分さえ知らないという、不安感。


日本ではよく、若いということが、価値、なんてことを
言われることが、ちょくちょくあるようですが、そういわれている
若い世代は、少なくともそうは思っていないのでは
ないでしょうか


スポーツの世界で、「ベテランと若手がしっかり、力をだして
いい働きをしてる」といった、チームの在り方といったことが
でてきます
確かに「あるべき姿」に違いないとも思います
ですが、これ、簡単ではありません
まずは、「表面的」でない、コミュニケーションが成り立ってること
ベテランは、その人のいいところをだして、若手が、力をだせるような
環境を作る、若手はその用意してもらった、ステージで、持てる
力を120%だす、これが、繰り返される


スポーツの楽しみというか、やっていて、おお、いいな
というのは、特に若手、自分の壁をやぶって、前回より
力をだす、これが繰り返してできていうる、ということが
大きなものといっていいのでは、ないでしょうか?


あるとき、若手でなくて、ベテランというか、一定年齢が
上でも、練習をすると、そのスキルは伸ばせるという
感じを、自分の身体で感じることができました


そうした一体感のなかで、若手が大きく伸びれるような
それは、ベテランも、若手とは違うでしょうが、やっぱり
スキルを磨けるような、場面があり、意識してそうする
ということを、やる、のでしょう


当社で、「人材育成」ということが、重要な仕事と位置付けて
だいぶ、時間が経ちました
少なくとも、先輩と呼ばれる、立場になったら、後輩を
どう育てるか?これを意識しない、社員はいなくなりました


そこで、若手とベテラン、後輩と先輩、いかにいい相乗効果を
だすのか?そして、意識して、だしたいときにそうした
効果をだしていくという、方法を、根付かせていくのか
ここが、気になるのです