言葉の力

ひとりの商人、無数の使命
昨日、4/12 日経夕刊にのる、
伊藤忠の会長、岡藤正広氏の言葉です


私なりに、解釈するとすれば、商人は価値を
生むと同時に、責任も負う。その重みを知って
商売をしよう、となります


ずいぶんまえ。学生のとき就職も決まって
いなかったときでした。「ある村で、瓜が
たくさんとれて、余っていた。売ろうにも
その村では、もうあふれていて、売れはしない
そうなのだけど、それを移動して、離れた村で
売れば、売れるのだ」そんな話から、ニーズが
どこにあるかを知り、そのニーズにあわせて、
もの、サービスを提供することって、価値を
生むのだと、感じたことがあります


価値を生む。誰かが欲しいと思うなにかを、提供
する。そうだけど、「売る」からには、その売った
だけの、責任を負うということがあるのだということ


物流は発達し、インターネットは世界中をつなぎます
そういうなか、なにを、売るのか?自分たちができる
一番の提案はなにか?
そういう、問いをいつも持ってるということもとっても
大事なことです


岡藤氏の、説明は続きます
ディズニーランドの心得として、「赤ちゃんが
ハイハイできるか?」これが掃除の目安に
なるという。
これ、本当にすごいことですけど。こんな
いい、わかりやすさって、ないなと感じます


経営者として、「ビジョン」を考えるということを
気にしています
当社には、社員が身に着けたい、6つの力というのを
掲げています


意欲喚起力、自己コントロール力、報告力、for the teamで動く力
継続学習力、目標発見力


大久保幸夫 「仕事のための、12の基礎力」という本の
なかにでてくる、いくつかが、もとになっています
そして、意欲喚起力は、この2年くらいで、考えだしました


ある社員と話していて、「自分で自分をよくしていこう」という
気力、だったり、思いというのが、見えてこない
これは、どうしたらいいか?と、頭を抱えました
実際、上司のまえで、自分は、ステップアップすること、自分を
高めよう、そういうこは、いらないです、そんな態度をとられたら
ちょっと、お手上げ、とも見える、やばい、状況です


せっかく、仕事するのです
仕事は、学びがあってこそ、仕事です
そういう言葉に、真向から、いや、そんなこと知らないよと
聞こえてきます


実際のところ、若い不安定なときって、ある問いかけには
前向きに、答えられて、ほんのちょっと、気持ちが沈むと
そういう、いい状態から、落ちていってしまうということが
ありそうです


成長すること。それは、どうしても、スポーツのときの
筋トレといっしょ、自分で自分を強くする、自分で決めて
継続するトレーニングということが、伴うと、思っています


さて。あなたは、価値を生める、なにものかになるために
どんなトレーニングをしていますか?