経営者の持つべき能力

経営者の持つべき能力


キャプテンの唇


見通しを持つ


この二つを語ってみたいです


キャプテンの唇、ということ。「リーダーとは」といった
本でみつけました。これは、キャプテン、つまり船の船長です
船長が、自分の次を任せられる人を作るとき、自分の
代行をして、船のかじ取りをやらせること、とでてきます
そのとき、順風にて、航行していて、安全なところを
やらせても、実力、つまり本当に大変なときどうするか
といった、力はつかない


ゆえに、危険な、嵐のなか、ともすれば、座礁してしまう
かもしれない、地形のところで、代行させるというのです
そこで、キャプテンとしては、みていて、ああと手をだしたく
なるのを、唇をかんで、がまんせよ、そういう意味だと
言います


見通しをもつということ
これが、なかなか、難しいともいえますが、ここで
なにかをやって、どうなっていくかという少なくとも
仮説のもとに、作戦を実行するということに、なると
思います
あるプロジェクト、このまま、続行なのか、中断なのか
続行するにしても、現場の要求がでてるように、人とお金を
もっとつぎこんでの続行なのか?どうするか?


民間企業の、一つの判断基準として「利益を生むのか」
という点が大事です。そこで、「見通し」になります
たとえば、1年は利益を生まないとみえる。だけど
2年目、3年目で利益はだせて、回収できる。これなら
判断しやすい。だけど、1年目はおろか、2年目も3年目も
利益を生むか、非常に見えずらい
うーん。となります


上記の場合、「当面の利益」だけに、とらわれてしまえば
判断は、「やめる」です
ただ、それが、会社にとっていいのか?
当面の利益だけでない、価値をどこに置くかといった
ことになります
おそらくは、3年やって、見通しもなければ、やっぱり失敗
とみる人が、民間企業ならふえて、やめるとなっていきます


見通しをもつということ。
人が育つということについて、2年や3年ではわからない
ということが、ありそうです
やっぱり5年、10年といった、見方をしたいところです
けれど、若いひとは、わずか数か月で、自分には向いてるとか
判断しがちということがありそうです
ここを、ぐっとこらえる、なにか、がほしい。それは
意思の強さだったり、人とチームを作る喜びのなかでの
自分を自分で鍛えてくという、継続のことだったり
ですかね


尊敬する、河合隼雄先生は、その著書のなかで、人を育てる
ということは、植物を育てるのに、似ていますと教えます
植物を育てるのに、枝をひっぱったりして、早く育て
なんてやる人はいないでしょうと、教えます
「見守る」ということなんですね。太陽と水と土を
与えて、見守る


企業は、「人」「アイディア」「お金」という大事な
要素があります。人を育てるというときに、アイディアが
要ると、感じ始めています
そして、そうしたことを継続するには、やっぱり「お金」も
大事と、気づき始めています
そういう、つながっていくというのが、本当に大事と、認識します