白菜の話

白菜が好きです
昨日は、白菜、ベーコンで牛乳で仕込む、スープを作りました
白菜からでてくる、うまみって、とても豊かで、味わい深いです


自分が生まれ育った家で、母親は、白菜を塩で漬けていました
え?塩だけ?いっとき、自分が外食したりするようになる年齢に
なって、塩だけでつけるって、つまりは、田舎のやり方
こんぶだの、とうがらしだのって、いろいろいれるのが
おいしい作り方か、などと、思ったことがありました
いいえ。全然逆なんですね。白菜のもつ、本来のうまみを
うまく引き出すのは、季節と「塩」なんですよね


白菜のうまみがすごいというのを、数年前のテレビでみた
ことも、白菜を塩だけでつける、ひとつのエビデンスになりました

 

我が家で、白菜の食べたかというのは、大きくは「鍋」と
炒めものがあります。鍋は、ご存じ、豚肉との重ね煮という
やり方です。これ、水は使いません。白菜からでてくる
水分で十分です。冬の寒いときにふうふういいながら、食べます
あったまります


白菜の食べ方、鍋以外。「白菜おかか炒め」をやります
肉を使いません。白菜を炒めてしんなりしたら、みりん
薄口しょうゆ、お湯、おかか、そして玉子です。
これも白菜のおいしさが、そのままでてるといっていいでしょう


白菜のうまみ。大きな白菜に包丁をいれて、ふたつに割って
みると、その真ん中の色の変化。ここにうまみがつまってるな
と思うと、わくわくしませんか


実際、塩でつけた、白菜も色がかわってるあたりの甘味って
ものすごい、うまさだったなと、思い出します
それで、ご飯がどんどん、すすんでしまったことを、思い出します


冬には、冬においしくなる、野菜を食べること
これが、一番の健康法だと思います
そう思うと、自分で料理する、自分で食材を仕入れるということは
なんて、素晴らしい、自分の身体と向き合うことなんだと
気が付きます


たとえば、健康、たとえば、人間そのもの
そして、自分がなりたいもの、といった大切な自分に
関わることがありますね
こういった、大切なものに、いかに「向き合うか」ということは
生きてるその意味を、問い直す、そうした、自分の大切な
ものの、再発見をするということにつながっていくと
感じています


ついつい、食いしん坊の自分。「食べる」ということが
いかに大切かということを、書きたくて、こうして、文章にすると
大仰な言い方になってしまいますが、食べること、その点を
一定のところ深くしていくと、どうしても、自分の「生き方」と
つなげたくなるということが、あります。いいえ、つながってることは
確かだと思います。それを、よい方向で意識できるか?
この1点といっていいかな


冬に、おいしくなる、野菜を食べて、元気になって
冬だから、貯められるエネルギーをためて、春、夏に
楽しく過ごせるように、準備しましょう
そうした、生き方が素晴らしいと、感じています