老後の資金がありません

結構、ありふれた、夫婦なのかとみえる二人
ところが、これも「ありそうな」話だったりするのだが
ご主人、働いていた会社が倒産、奥さん、パート先から
契約更新なしをいわれ・・・
冠婚葬祭の費用がかさみと、どんどん貯金は減るばかり


この、ありふれた?ここらへんにも居そうな、奥さんを
天海祐希が演じてる。実際、宝塚などにほんとにうとい
自分には、「へ?」って感じもするのだが、聞いてみると
宝塚でトップスターだったという(たいへんな人気、だったとのこと)


こういう女優が、「ありふれた、人」を演じるのって
実は結構たいへんなんではないか?と、思う
wowowの放映でこの映画を楽しんだわけですが、そのとき
ミニトークショーみたいにでてきた、共演者で
大女優、大御所みたいな存在の、草笛光子。じつは
ありふれたというか、普通の人を演じるって、難しいのよと
語る。


実際、すごい美女だとか、特殊が状況、とっても悲しいとか
すごいとか、そういう役は、「役作り」をするのが
やっぱりやりようがあってね、と続く
普通の、ありふれた、が、難しい。天海さんはよくやったね
とのこと


ちょっとだけ、演劇をかじった自分
たしかに、芝居というのは、なんらかの特徴のある
キャラクターがでてきて、そこに、芝居のストーリィが
あってとなりやすい。かぐや姫は絶世の美女なわけだし
桃太郎は、とてもすごい、英雄なわけです


普通の人が、普通にやっちゃってること
そして、身につまされる思い・・・
原作者の、垣谷美雨、なかなか、やりますね


お金ということを、とりあげてるのも
日本のいままでのあれこれでは、それなりに新鮮といって
いいかもしれないです
武士の家計簿なんかも、身につまされるから
人気がでたといっていいのではないでしょうか?


まあ、大衆娯楽といっていい映画、だし、実際ストーリィも
それなりに落ち着いてみてられるということもあって
なかなか、いい映画だと思います


そして、宝塚ということで、ちょっと距離を置こうかな
と思った、天海祐希、結構好きになりました
また相手役の、松重豊もね。