デジタルのやりとり

デジタルなもの、パソコンのメール、LINE、などなどで
連絡をとるというのは、プライベートでもビジネスでも
必ずやる、手段としてあるといっていいでしょう
それを、使わないという選択はないですね
だけど、特に大事なことを、メールだけだとかLINEだけで
やるというのには、抵抗があります


デジタルな文字の伝達は、誤解を生みやすいと
思っています。言い換えれば「冷たい」のですね


このあたり、たとえば、LINEでの絵文字などで、冷たい
画一的な印象のものを、ちょっとは補うことができるという
こと、きっと、絵文字を使いだした、若い人というのは、感じて
やっていたということもあると、読んだことがあります


ビジネスで連絡をするとき、メール、ときにLINEはないにしても
グループウェアのチャットなど使うわけですが、それでは
心もとないときは、電話、できれば会って、伝えるということを
したいと思います


テレワークを当社もするようになっています。ですが、基本50%の
出社ということにしています。そういうなか、ときどきオフィスで
顔をあわせると、「そういえば・・・」「そうそうこんなことが・・・」
と、顔をあわせているから、でてくる雑談ということがあります
これが大事ということもあります
なにげない、やってることのなかに、その相手のこだわりだったり
その相手がいかに腐心してなにかをやってるということが
でてきたりして、こっちも気合がはいるなんてことはたくさん
あります


人間は、やりとりして学ぶということが、ずいぶんあるのだと
感じます。人とやりとりするから、楽しいと思える
やりとりするから、信頼していいと安心するということですね


そう考えると、テレワークというのは、いかにそういう機会を
少なくしているかということに、思い当たります
だから、テレワークをやめよう、ではなく、だから、自分からの
発信を増やして、やりとりをふやすということが大事と
ますます思うのです


ひとつ、テレワークをやっていて、うまくいくためには
こうした、自分発信の「信頼性の貯金」を殖やす行動が
できるということになると、思います


ところが、テレワークやりたいという、言葉を安易に言う
人ほど、実はこうした自分発信のことが、うまくできない
人だったりするというのは、このところ経験上感じてることです


こうしてひも解いていくと、今の時代、デジタル真っ盛りであり
テレワークしましょうみたいな時代には、まず自分がコミュニケーションで
仕事で、どんな役割ができるのか、どんなふうにチームで、ポジションを
もてるのか、客観的に知ってるということが、すべての前提
という感覚がでてきています


コミュニケーションの厚いこと
これ、関係性を築いてくということでは、基本であり、レベルが
あがれば、チームの強みとして、一番強調されるべきもの
といっていいことなのですが、結構「苦手」という人
多いように思います


もう2年ほどまえだったか、ある作家が新聞だったか雑誌だったかの
コラムにて、オンライン会議の方式でお互い自宅だから、相手と
いろんな会話がひろがって、仲良くなったということを書いていました


実際、私の感覚でいえば、仲良くなりたいなら、オンラインでなく
会って、と、つながりますが、これからはもうちょっと、ちがう感覚も
いれていくというのも、大事かもしれないですね