キッチンと生活のリズム

画家 牧野伊三夫さんが、NHKの「趣味どき」という
番組で、自分のキッチンを披露して、七輪を楽しむ
食生活をみせてくれています


楽しいなと思ったのが、朝会なる奥さんとやる、朝、朝食のときに
やる、会ということ。主には夕飯をどうするということを
決めるといいます
それが来まると、誰が買い物をするとか、どういう順番で
用意するとかが決まり、生活にリズムがでて、仕事にもいいのだと
説明があります


数回、これやったことがあります
というのは、休日の話ですが、朝ご飯のときに、夕飯はどうするというのを
決めるのです。確かにそうすると、今日休日楽しみにしていた、
でかけることは、何時までで、そのさなかもあり、そのまえにも買い物
タイムはこうしようとか、やり方が決まります


こうしてやってみて、牧野さんがいかに食いしん坊で
夕飯を楽しみにしてるのかなんて、よくわかります
実際自分も食いしん坊ですから


マネできないのは、七輪ですね
実際、番組のなかでも、冬でも、窓をあけて七輪を使う
つまり、一酸化炭素中毒を気にしてるのだと思うのですね
屋内で、特に現代建築は気密性が高いですから、それは
必須のことでしょう。まして、マンションでは
七輪の利用は厳しいですね


牧野さんは、20代とても忙しくしていて、身も心も疲弊した
というときに、炭の楽しさをみて、癒されたのだと、説明が
あります
炭で、湯をわかす、それだけのことだけど、その炭の熾る感じ
またやかんが、いい音をだすのだということなど、確かに
今のガスやらなんやらでは、ない、生活の音であり
前から、日本家屋にはあったはずのいろいろがそこに
感じられるなんてことが、ありそうなこと


「火」を感じるというのは、ちょっとあこがれがあります
薪ストーブを、山小屋で囲んで、暖を取ったことがあります
これが、すごくいいのですね


火というのは、人間がずっとその存在を頼りに生きた
まさにDNAに刻まれた、ぬくもりを感じさせてくれる、存在と
いっていいのでしょう


「時間をかける」ということが、贅沢なことになってしまう
という生活はいかがなものか?という、疑問が頭にでてきます


うーん、とうなってしまいますね
時間ということ、本来は、時間をかけて、いろんなことを感じながら
仕事するって、ほんとうに大事なのですが、効率化の名前のもとに
どんどんそういう機会がない。仕事して、自分をみつめるということも
なくなっていってしまう


七輪、火のことはどっかでまたやりましょう


朝、夕飯のことを決めて、リズムを作る
このこと、ひとつ、少なくとも一週間に一度は
そして、できればもっと増やして、生活そのものにいい感じに
組み込んでいけたら、楽しそう