ハイジを読み返す

あるときから、ハイジ、日本で有名になったのは
アニメのアルプスの少女ハイジですが、この小説を読み返します


前後を飛ばします
出てくる登場人物のなんて、素敵な役割なのか
ということを、思います
なにかしらで、苦しんでる、弱者という存在があります
ペーターのおばあさん、クララ、そして、フランクフルトで
ハイジもお世話になる、お医者さんです
その3人にハイジは、まさに、太陽のような、明るさと
やさしい心をもって、接します。また3人ともハイジに
癒され、ハイジのことが大好きになり、ハイジを愛するのです


ハイジ、今弱いところのある、ペーターのおばあさん、クララ
お医者様。これらを取り巻く人、特に歳をとった、ハイジの
おじいさんであり、クララのおばあさんが、ハイジの成長
そして、ハイジとクララの友情を育むのを、後押しし
守り、包むように、存在します


ハイジの物語の素敵なところは、こうした、おじいさんおばあさんの
活躍がひとつあります
ペーターのおばあさんも、目が見えない、貧しい弱者といっていいのですが
ハイジを愛し、ハイジの存在を必要とすることで、ハイジが相手が
喜ぶことをするという、喜び、自分の存在の価値を見出していく
といっていい。


おそらくは、時代だったり、やっぱり運命といっていい、身内のいろいろに
悩まされた、おじいさんが、村の人と縁をきったような、困った状況に
あったのを、ハイジのことを願い、もう一度村の人と仲良くなるという
奇跡といったいいことが起こる。前後して、お医者様とも、クララの
おばあ様とも、同じ目的、子供たちの未来のことを考えるということで
一致し、素晴らしい活躍をみせる

 

アニメのアルプスの少女ハイジでは、宗教的な印象を与える部分を
原作から、切り離してるという、説明を聞きました
私は宗教に関心だとか、少ないのですが、ハイジが、ペーターの
おばあさんに、朗読して聞かせる、賛美歌であろう、詩がきれいで
その詩を聞いて、ほんとうにうれしそうにするという、ペーターの
おばあさんを目に浮かべることができます


実際のところ、宗教というのは、どうも最近の報道等で、ネガティブな
印象があるのですが、もともとは、弱者を救い、人の気持ちをやわらげる
ため、たとえば、亡くなった肉親のことを思う悲しみを、やわらげる
そういう趣旨の、いろいろを担っていたという、感覚を信じていいと
思える、シーンだと、感じます


ハイジにでてくる、そうした弱いところのある、登場人物が
ハイジであり、ハイジが導いた、アルプスの自然によって、元気になり
そうした、ハイジを取り巻くものを愛する過程で、ハイジも成長し
絆を深めていくという、ほんとに、心がうれしくなるような物語だと
認識します


作者は、ひとりの女性の生き方というのが、大事であり、その取り巻く家族
疑似家族といっていい、人間との絆が、成長に寄与するということを
アルプスのまんなかで、書いて見せたといっていいかもしれませんね


ますます、ハイジが好きになっています