NHK 100分で名著 「百人一首」
テキストの、キャッチに
「選ばれし歌にみる
世界共通の感性と恋情」
とでてきます
世界共通の普遍性ということを、解説をする
ピーター・J・マクミラン氏は、アピールします
花の色はうつるにけりないたづらにわが身よにふるながめせしまに
この小野小町の、有名な歌
司会者である、伊集院光が
自分の住んでるマンションも、20年たつと、古くなり・・・
といった想像をすると
マクミラン氏は、20年で古いというのは、普遍性がない
世界ではまだまだ新しいという感覚ですよと返す
それでは、と、伊集院氏。車が15年たち・・・
とやると、マクミラン氏、そうそう、車はそうやって
古くなりますね・・・
テキストには
「私がおばあちゃんになっても」という「超訳」がでてきます
森高千里の「私がオバさんになっても」からもじってるとします
こうした「遊び」のある、歌の解釈というのは
短歌を自由にみせてくれる、ひとつのヒントになります
短歌の決まり事、よくでてくる、やり方というのを
覚えるのも、いいかもしれないですが
一方、超訳だったり、現代になおして(でも普遍性ということは
意識して)感じてみるというのも、素晴らしい歌であれば
なおさら、味わえる、いいことだと思えてきます
今回、解説してる、アイルランドの方で、翻訳家、作家の
ピーター・J・マクミラン氏
吟じてみせるのですが
その吟じ方が、「味わってるな」というのが伝わってくる
そういう、「入れ込みよう」が感じられます
このことは、短歌は味わってこそいいのだ
声にだして、味わうということを、忘れてはだめなんだなと
そういうことも、学べることができました
英語で、日本のうたを、訳す
こんな難しいこと、と思っていました
ですが、マクミラン氏にかかると、英語もいいよ
日本のなにかを伝えていると、と、感じることができちゃう
すごいと思いました
100分で名著というのが、なにかの「入門」という意味では
すごくいいなと思う、番組です
「本」を読むというのは、それはそれでとても大事であり
本でなければ、味わえない世界というのは必ずありますね
ですが、すべての本を、元気に読破するって、できないし
時間もエネルギーも不足しがちでしょう
そんなときに、ちらみするように、この番組で、いい本、名著を
かいまみることができるというのは、いいのだと感じます
もちろん、解説をする、先生が大事ということも
忘れてはならないことですよね
マクミランさん、ありがとうございます