文書の書き方

ちょうど、今日の日経新聞、36面の「私の履歴書
安居祥策というかたが書いている
・・・文書を書いて提出すると、問題個所に赤線を引いて返される。「こう直せ」
とは言わない。自分で一生懸命考えて、書き直して出すと、また返される
これを何度も繰り返して、文書の書き方を覚えた。


これは、社会人3年目くらいだった私も、受けた教育法だった
たった、5行とか書く稟議書に2時間や3時間かかったこともあった
同じ表情で、赤鉛筆をもって、淡々と線を引く
どうかして、気をぬいて、日付など自分でチェックすればあきらかに
わかるところは
さすがに、ポンとなにもかかずにもどされたりもした


いつかこのブログに、こやしは離れたところにまけということを書いた
文書を書くのにしても、単純に直されていたのでは、考えない
自分で考えて、直していくという点を大事にした指導を
しなくてはならない


そして、あるとき気が付いたことがあった
その私の文書をチェックする上司も
チェックしながら、考えているのだと。
実際、どう書いたら支店長が、場合によっては
常務役員などが、なるほどと思うのかという
ような文章は、パッと書けるほどやさしくない
ということだろう
チェックしてまたこいつが書いてくるのを想像しながら
自分でも考えていたにちがいない


思い出すと、表情を変えずに、何度でもだめだしをして
じっと待っているあの上司の姿は
やはり、社会人というか仕事する人の先輩としての
ひとつのモデルとして、私の心に残っている