旧友との再会

50歳を超えると、同窓会流行りになる、という
話を聞きますし、実際自分の身の回りでもそうだなと
思います


例えば、十代、二十代と友人と過ごした時間というのが
あるのだと思うのですが、お互い家族ができて、時間の使い方として
家族が多くなる、これは自然の流れ
そうしたなか、子供がいる人でいうと、子供は自分の世界を作って
親といっしょにいるのが減ってくる、そういうのがだいたい
五十代ということになるのでしょうね


今日は、学生のときから親しくしてもらってる人と
いっしょに飲む機会があって、何日かまえからわくわくします


古い友人とのなにかというと、イメージとして
たしか、サントリーのウィスキーのCMにて、ヒゲをたっぷり
たくわえた、欧米系の人のつぶやき。
「友達・・・いるよ、新しい友、古い友、そしてもっと古い友」
Friends,oh yes,new,old and oldone
みたいな
そんなイメージがうかびます


たぶんリアルでやっていた、そのときは、小学生だか中学生
人間、だんだん歳をとって、古い友のあとに、もっと古い友
といえる、そんなときって、どんな気持ちでいうんだろうかと
想像できなかったのですが
さすがに、自分も60歳を超えて、少しわかるかもとも
思います


「回想する」っていうことが、とてもいいことだ
というのを感じ始めたのは、たしか40歳をこえて、50歳が
近くなってからだと思います


少しずるいかもしれないですが、いいところを思い出すのですね
もちろん、生きていれば、つらいことだとか、困ったこと
悲しいいことにも出会うのです。そうですが、いいえそうだから
いいところ、楽しかった、美しいものをみた、誰かといいやりとりをした
そういう、生きててよかったということを、思い出す
できれば、親しい人といっしょに思い出す
これ、生きる、エネルギーのチャージといっていいのでは
ないでしょうか?


高校時代や大学時代は、いい思い出があります
ギターを弾いた、仲間とグループ作った
ドラマをやった、意見がちがっても、ちがうなかで
ひとつの舞台を作っていくって、すごいと思いました


数えきれない思い出
そのなかで、たとえば、ドラマをやったこと
これは、今も研修を企画するとき、ここでひとつロールプレイの
要素をいれたなにかをやろうと、そんなふうに、経験が
生きていたりします
すごいと思います


今日はいっぱい回想しながら、会話して
エネルギーチャージしてこようと思います

企業の目指すもの

企業の目指すもの
これを掲げて、これをいっしょにやるという人を
集めるのが、やり方だと思います
そういうものの関連で、おそらく大企業なら必ずといっていい
気にしてることが、SDGsという、国連が決めた方向性です


17もある、と最初とらえました
それから、17あるぞ、これは利用しちゃおうかと思いました


前にもここに書いたのですが、こうした「環境問題」といったことは
一定年齢以上になると、ちょっと食傷気味といった感覚が
あるのではないでしょうか
やらなくてはならないとは、意識はしてる。だけど自分が行動して
なにかできるというのは、ほんとうに小さいと認識する・・・
つまりは、具体的な行動は???


「姿勢」ということがやっぱりあるとも思うのです
どうしていきたいから、微々たることでもやる。それは生き方だなと
思います


学生さん向け、当社のインターンシップで、SDGsを題材に使ったものを
やってみます
ああ、なるほどなと思ったのは、やってもらった学生さんで
こちらの意図を受け止めて、その時間を使ってる人が言いました
なるほど、SDGsって難しいと思ったけど、自分の体験に照らして
考えるってことができちゃうのですね・・・


そう、自分がやってること、やってきて実際感じたこととつなげてみる
そういうことが大事なんだと思います
だから?といっていいか?これは私の解釈なのですが、17あるのは
いくつも切り口があって、そのどれでも、まずは目指してみてほしいと
そういう意図もあるのではないか?ということになります


17のうちのひとつ。質の高い教育をみんなに
このテーマにそって、私たち、システマーズがやってることを言えば
「生き方」の教室
学校では教えてくれない、生き方
自分をみつめて、自分をどう生かすか考える時間


私は仕事をしていくということは、自分と向き合い、自分を
どういかすのか?それを考え続けることととらえます


どうも、私が接する若い人は、自分を生かす、そのために自分の
自己肯定感を高めていくこと
その前段階で、自分を知ろうとすること
こうしたことが欠かせません
ですが、よく言われるように、効率化の名のもとに、自分とじっくり向き合う
そういうことが、世の中でしなくなってる、できる場がなくなってるようにも
思います


SDGs 知っていけば、なかなか興味深い内容に見えてきます
いいえ、そういうふうに利用する、という態度からそろそろ
危機感をもって、取り組むに、シフトが求められてる、そうなのだと
感じます。さらに考えてみたい

チームビルディング

あなたも、私も、平凡な人でしょう
平凡な生き方をしてる
平均的でいいと思ってる・・・


勝者といわれる人がいます
自由な発想をし、柔軟に考えることができる
社会のため、に生きられる。素直に考えることができる
間違ったことはするのですが、そこから学ぶことができる


平凡な凡者が勝者に変わる、そういうチームを作りたい
それがチームビルディングのあるべき姿なんだと
思います


先日、社員といっしょに読んだ本「おあとがよろしいようで」 喜多川泰
のなかに、明日、楽しく生きるのに、自分はなにをするか?
そうして、明日楽しく生きるを、ひとつの生き方にしてる女性が
でてきます
女性の父親は、鉄板焼きの店をやっていて、お客さんが、例えばこの映画が
よかった、この本がいいといえば、その映画、本を読んでおいて
その客がまた来たときに話すのだと、いいます
これはお客さんにこびてるのではなく、その瞬間を、自分が楽しく
言い換えれば、学びの場にできることをめざしてるといっていいでしょう


こうした態度で生きていくということは
おそらくは、仕事する、であり、生き方そのものであり
大事な、ヒントなんだと思います
こうしたことを、知って、自分の糧にできているか?
こんなことが、凡者と勝者の分かれ目といってもいいかもしれません


社員を集めて、全体会議といったことをやります
「気づき」を目指してると、説明します
実は、気づきがあるためには、普段の仕事のなかで、疑問に感じるとか
いいなと感じるとか、なんらか、もってきたいものがあって
全体会議に臨むということを、してほしいことがあります


疑問がある。なぜ、いまの仕事、このやり方があるのかと、考える
その仕事の目的から考える。自分のポジションではいってくる情報は
限定なんだと、気づきながら考える


凡者を勝者に変えるチーム
なにかの気づきがあったときに、それはとてもいい気づきだと
受け止めて、その気づいた本人がさらに、考えを進める、自分のやることをみつける
そうしたことを、促してる
これは、凡者を勝者に変える行動といっていいのではないでしょうか?


大学のゼミにおいて
ゼミの先生が、気を付けていたこと、それは自分自身を含めて
学びあう場にしていくということだったのでは?と、想像します
学びあうのは双方向です
だから、緊張しないし、その場に入っていきたいと思えると感じます


学ぶのに、一方通行の、緊張したものは、一瞬は集中できても
継続しない、ということをよく思います


学びあうということ、これがまず、凡者を勝者に変える、入り口なんだと
信じています

聞く、からはじまる、マネジメント

人を動かすためにすること
LILIと聞きました
Listen 聞く Inform 知らせる Lead 引っ張る Involve 巻き込む
今日、言いたいのは、最初のListen、最初がListenだということ


聞くということがいかに大事かということ
人間は、なにかを誰かに伝えたい、そういうことを必ず
持ってるものだと、思っています
その伝えたいなにかを、聞く
全身で聞く。これができるか?


実際のところ、人間は立場で考えます
だから、自分の都合のいい考えがあって、それに基づいて
行動するということが、あるでしょう
聞くということが、立場を超えるということ
聞くという、その一点に集中して、そのときは立場は捨てる
そういうことになります


河合隼雄先生の著書によれば、カウンセリングがうまくいくのには
「無条件の関心」「自己一致」「共感」ということと、でてきます
無条件の関心、これをもって、聞き、相手の気持ちを自分の気持ちと
一致させる。このことができれば、クライアントは相当よくなると
書いています


通常、立場をもって、立場に従って行動する人
そうだけど、「聞く」というときには立場を横において
聞くだけ、相手の気持ちに寄り添うということで、聞く


こんなすごいことができるでしょうか


最近、それに近いことをするために、どうする?という感じで
考えると、舞台装置というか、どんな雰囲気、どんなタイミングで
聞くかということを、工夫しようと思ったりします


研修で、場所を変えて、取り組むと成果がでやすい
ということを、ときどき思います
場所を変えて、日常を離れて、なにかを考えてみる
なにかを相手に伝えてみる。こうしたことが、日常の振り返り
少し「俯瞰した」目を持つことになり
いい考え、立場を超えた、いくつかのことに気づくということに
結びつく


人間は、結構、雰囲気だったり、その状況、自分をとりまく
いろいろからでてくる、刺激をするものに、左右されるということが
あるといっていいと思うのです


聞くということ
これは、見方を変えると「相手を尊重する」という態度と
いっていいことと思います


相手を尊重する、この態度があるから相手も、心を開いて
話してみよう、この人と同じ時間を過ごし、考えてみよう
そういう態度をとれるということになるのでは、ないでしょうか


人間と人間
「学ぶ」というために、やりとりが大事だと思います
その基本の基本に大事にしたい、聞くということ
実際具体的にどうするとなると、結構気にしたい、いろいろは
ありますね

 

マティスに魅かれています

マティスは、かなり人気のある、アーティストと
言っていいでしょう
数年前のポーラ美術館の展覧会。自分の作品を見る人が
安楽椅子にいるような感覚になるのが、自分がめざしてるところだ
というのを、知って、がぜん、興味を持ちました


猪熊弦一郎という、アーティストがマティスのことを、尊敬、また心酔し
マティスの絵について、子供はみんなマティスの絵が好きだと
記述しています
子どもが好き
マティスの表現するある部分が、子供がそのまま表現するような
ことを残してるということなんじゃないか?と思ったのです


子どもの表現したいことを、ずっと持ち続ける
このことも、実際すごい才能といっていいのでは
ないでしょうか


マティスは人生の後半を、南フランスで過ごし、その光と色彩を
表現したといっていいでしょう
その場所に行きたくなっています


人はなぜ、絵であり、アートをみたくなるのか
その理由はそのアートを見る人の数だけあっていい
もちろんそうなのですが、南フランスにある、光と色彩
誰もが、いいなと思う、その雰囲気、気候、そうしたものを
あなたは感じることができますよと、手招きしてくれてるような
そんな、開放感、リラックスした、コンセプト


子どもが描きたくなる、表現の世界とつながってる
それは、ほんとにすごいことだと感じます


アートを仕事としてやってるという人、おそらくは、なにがいいこと
なにを伝えたい、そのもとのものを、キャッチできるアンテナといった
ものがものすごく大事だなと思います


そして、表現したいものを感じたら、その表現したいなにかを
するのに、全身全霊で取り組むということになりますか?
マティスは色を追求するのに、世界中から鳥を集めて、それを
ながめるのを、生活のなかにいれていたとも、聞きます


表現したいものを、追っかけるのに、自分の存在すべてをかけて
やる、そういう人生に魅かれているといっていいかなと感じます


今、国立新美術館にて、マティスの切り絵を中心とした、展示を
やっているとのこと、とても見に行くのが楽しみです
マティスという存在を知って、アートを楽しむということが
一段と深まったように思います


マティスというアーティストが、生きることは素晴らしいという
応援歌を残してくれたように、感じています

型をやぶる

小倉遊亀は、安田靫彦から
「あなたの絵は型ができてる。一度その型をこわしなさい
そのためには、描いたことのない、画題を選びなさい
使ったことのない筆を使い、使ったことのない色を使いなさい」
そういう指導があったと、高崎タワー美術館で、解説を見ました


このことは、画家ということだけでない
おそらくは、仕事をするだとか、生き方といったことにも
通じる、いい教えだと、直観しました


生きていくためにといっていいでしょう
あるやり方、型といったことを、なぞってやっていく
ということを、人間はやりがちだと思います
なにかしらの成功体験ということに、ひきづられて
そのとおりやろうとするということが、ありそうです


このこと、型をやぶっていくということを
本当にやろうとすると、結構しんどいということが
想像できます
ANAの教え方」という本から、代行するという
やり方が気になりました
誰かのやってることを、代行する
これ、「学び」といったことは、大変いいやり方だといえると
思います
代行される側、すでにある役割ができてる人が
主導して教えていくということになると、よくいうところの
暗黙知といった、やることを、言葉にして、相手にわかるように
していかなければなりませんね


このことが頭にあるとき、あるドイツの企業の管理職
二人でワークシェアリングするという、場面をテレビで
見ました。「管理職」こそ、やっかいですね。ワークシェアリングなんて
難しいだろうと、思うと、いいえしっかりやっていて
それも一人でやるよりも、いい効果があるというのですね
ひとつには、ワークシェアして1週間をわけて、引継ぎしたりするのです
もちろん、それだけ工数はふえるともいえるのですが、相談しあい
また二人がそれぞれ別の専門分野で、知識、やり方をもってる
ということでいい教えあうということが生まれて、結果いい効果が
あるというのですね


型をやぶるということ
やり方といっていい、そのものを見直すということ
大事なことに、思えています


じゃあ、自分は型をやぶるって、なにをするんだと
自問自答します
人を教えるというとき、いままでのやり方を変えてみる・・・
変えることが目的というのは、これまたおかしな話とも
思えてきます


話し合いをする
話し合いから気づく
このやり方は、普遍的だなと思っています
ですから、その導入を変えてみるとかになりますか?


いろんな本に、人とどうコミュニケーションをとるかといった
ことを、読んでみます
人間は根源的に、自分のことを伝えたい
こういう記述が目につきます
そのことを、忘れて、なにかしてるということが、ずいぶんある
そのように思います
こうした、普遍的なポイントといったことを、はずさない
型をやぶる、は、どこにあるのでしょうね

若手とベテランがいいところを出し合う

若手とベテランをいいところを出し合ってる
これは、チームの理想の形のひとつだと思います
これを、継続的にできること
若手は、ベテランのやること、を、吸収して、やる
若手の、挑戦する気持ち、どんどん行動するをだす
ベテランは、若手の模範となるように、やろうとし、また
教えるということで、自らのいろいろに磨きをかける


言葉で書くと、「できそうかな」かもしれないですが
これを継続的にやろう、丁寧にやろうは、そんなに簡単では
ありません


悪くすると、若手とベテランがお互いの足をひっぱりあって
動きが悪くなっていく、になってしまわないでしょうか?


仕事は、一度成功すれば、はい、おしまいではありませんね
継続して成果をだしていくということ、また、ビジネスであれば
売り手、買い手、ともにいいなではないと、継続していけません


私たち、システムを作っていくという、仕事において、インフラと
いっていいものを作るわけですから、まさに使っていていいものを
作っていかないと、うまくまわりません


人と人、どうしたら、報連相がうまくいき、仕事していて
相互に学びがある、いいチームになっていくでしょうか


聞くこと、話すこと
ここをまずは丁寧にやりたいなと思います
「聞くこと」これを丁寧にやるということ、トレーニングがいると
思っています
聞くことが、丁寧にできる人ってすごい人ともいえます


人間は根源的に、なにかを相手に伝えたい、そういう存在だと認識する
ここからはじまります
だから、自分のことを伝えたいもあるでしょうが、まずは相手のなにかを
キャッチする、受け止めるということがうまくなること
ここをやってほしい


お互いが伝えたいことをだして、学びあいがあり、まさに化学変化といっていい
新しい価値が生まれていく。ここをめざしてほしいと思います


先日、ツィッターのなかで、新人研修で、どう本人たちにインプットするか
という視点もあるでしょうが、本人たちからでてくるものを、受け止める
本人たちがもってる思い、やりたいことをひきだす、そういう観点も
大事といってるのをみて、なるほどと思いました


新人研修、まだ、ビジネスのことをなにもしらない、だからインプットを
という考えはあっていいです。だけど割合は、後で考えるとして
本人たちからでてくるものを、受け止める、ここも大事だという観点
いいなと思いました


若手とベテランが、いいところを出し合う
人間と人間。チームであれば、それぞれの良さをだしあってこそ
いいチームといえるのですね
そんなふうに、相手も人間、という視点を忘れないでいたいですね