秋の気配

8月から、秋の虫と呼ばれる、夜鳴く虫たちは、かさこそと鳴きだしてる
虫の声というのは気温に左右されるらしい。8月の20日をすぎてずっと
熱帯夜だった今年、朝歩いてみるとうってかわって、涼しいと感じる朝があった
あんなにせわしくないていたセミがぴたりと鳴くのをやめていた


昨日の朝の空気は、台風のあとということもあって、とっても澄んで感じられた
夏にくたくたになった身体を秋のここちよい空気の中で回復させたい、と思う。
そんな漠然とした「秋はいい」という思いをのせて、澄んだ空気は近づいてきた。


秋はどうかすると、木の葉をおとして、もの悲しいという歌に歌われているような
風情についついイメージをもっていかれる感じがする。ただ先週や今週の秋の
訪れをにおわす、風、空気から感じたのは、夏の終わり、寝苦しい夜からの解放と
いった気持ちかなと思う


今年はわが社が、東京情報サービス産業健康保険組合に加入したおかげで
その保養所を使わせてもらってる。長野県蓼科にある、アルペンドルフ白樺は
7月に続いて、来週も行くことにしている。7月の標高1600mほどの蓼科、
今度は9月末の風情があるのかなと思う。比べてみたい


5,6年前に北アルプスの涸沢に、紅葉を見に出かけた。2000m近辺と思われる
涸沢カール。山に風をさえぎられ、ナナカマドは葉を風でいためることなく、また
標高のある場所ならではの紅葉の色が、本当に目にしみるようだった
いってよかったと思った


その涸沢は、紅葉シーズンには、山小屋があふれてしまうという話を聞いて
テント泊の準備をして、登った。天候を気にして、もっと下の横尾山荘に
泊まり、涸沢でキャンプをしていはいない。昼飯をコンロを使って
食べたくらいはやったけど。


標高もちがうので、時期はこのまさに来週とかなのだけど、蓼科では、
紅葉はまだなのかなと思ってます。でも秋の深まりが少しずつすすむ
なんらかの、シグナルはみてこれるとワクワクしてる


蓼科山に連なるといっていい、八ヶ岳は、もう4,5回になると思う
ちょっとずつトレッキングしてる。今回も少しでいいから山歩きして
胸の奥まで澄んだ空気をすってきたい


2年まえくらい、八ヶ岳を歩いたときは、そのあとのつかれがでないように
1日目に少し歩いて、2日目はゆっくりするというプランでいった。そのとき
2日目にのんびり見て回ったのが、霧ヶ峰の八島湿原だ。自然観察員の人の
解説を聞いて、鹿が残した、痕跡であるとか、植物の姿を見て、気持ちを
なごませていた。今回もこの八島湿原周辺を歩いてみたいと思う
ゆっくりゆっくり展望がきく、なだらかな傾斜地をあるいて、自分なりの
季節のうつろいのサインを見つけてみたい