信州に遊ぶ

霧ヶ峰は遊ぶ山だと、百名山を書いた深田久弥は言ったと言います


その言葉どおりというか、軽い散策といっていいくらいの
登山とはおよそ、イメージのちがう歩き方で、霧ヶ峰
八島湿原を歩きます


景色が、秋です
人間は季節を感じるというのが、とても気持ちいいもののようです
草は、秋色をしています。ナナカマド、アキノキリンソウ
マツムシソウが、花を、葉を色づけて、秋を彩ります


秋というのは、「淋しい」というイメージがありますね
日の暮れるのが、早くなるということで、なんとなく
「終わり」に近づいてるような、印象があるからかもしれません
海で、山で遊べる夏が「去る」ということからの
連想もあるからかもしれません


でも一方、この彩ということに、思いを馳せると
そんな、さみしいと言うことでなく
はれやかで、うれしい、輝きといったイメージも
もてるのだと、気が付きます


八島湿原は、1630mとかで、気温が、東京とは
相当ちがうし、なによりも、植物が喜ぶような環境
水辺などがあるのが、いいのでしょう
木々が、草がのびのびして、それだけで
気持ちがすっとします


一昨年、はじめて霧ヶ峰を歩いたときは、もっとよくばり
朝の10時くらいから午後4時くらいにかけて歩いてみた
ように思います
それはそれで、歩く爽快感だとか、途中でみれる、アルプスであり
木曽の山々、もちろん富士山といった、景観が心を
はげましてくれるので、よかったりします


車山高原という場所があります。霧ヶ峰の一角といっていい
場所です。ご存じのかたは多いでしょうけど、スキー場に
なっていて、そのリフトが夏も、動いています
そのリフトであがると、↑で私たちは車からぐるりと
歩いてのぼったところが、駐車場から平坦なところを
歩いていくリフトにより、同じ場所にでることができます


スキー場ということで、ちょっとした斜面もあるのですが
それでも、霧ヶ峰一帯は、だいたい、なだらかな
山がつらなります
そのあたりが、深田さんに言わせれば、「遊ぶ山」
なのでしょう


信州の楽しみは、たくさんあるのですが
私の思いは、山と、そばと温泉ですね
今回も、「草笛」というそばやにより
布引温泉というところで、日帰り湯を
楽しんできました


おそばは、期待したように、そば粉の香が十分に
楽しめました
また、ぜひ、行きたい信州です