新橋から銀座

このまえ、SNSに銀座は日常的にちょこちょこ行くところなんだ
という記述をしたら、仲良しから、「それ、かっ良過ぎだよー」と
つっこまれた


銀座、特にクリスマス、年末の街路の美しさは、すごい
たとえば、有名なのだけど、4丁目にある、ミキモトの前には
それは見事なクリスマスツリーが登場する。それからここ数年で
とても増えた、ファッションほかブランドの、きらびやかなビルたち


そのビルの一角を、写メで写したものを乗せて、一言書いたら
そんなやりとりになった。でも実際わが社のオフィスから
新橋駅を超えて、銀座4丁目の交差点まで歩いたとしても
15分ほどだ。だからやっぱり、銀座はいい。銀座に行きたい


銀座が、自分の記憶のなかにでてくる最初は、確か親に連れて行ってもらった
はじめての上野動物園。なにかのついでに銀座にいって、地下におりたら
上大岡を走ってる京浜急行が走っていたという、思い出


先代と飲んだ記憶でいうと、そのころ、一般的には、まだまだ知られてなかった
チーズフォンデュを、食べさせてもらった思い出
銀座の一番端の路地の、路地でやってる台湾屋台料理で
よっぱらった思い出
いろいろ、つきないのだけど、銀座はいい。でも夜の銀座はほとんど
知らない


それから、知らないというか、敷居が高いのはお寿司屋さん
どうも聞いてる値段(それが食べログにしても)結構高いのだ
平気で2万円以上の予算がいるなんて書いてある
これは高い。バブルの頃なんて、めずらしくなかったかもしれないけど
そんな値段は、庶民的ではない。まあ、銀座のいいとこの寿司屋くらい
高い値段を保っていてくれという人もいるのかもしれないけど
敷居はぐんと高くなる


お値段という意味では、新橋でお酒をいただいたりすると
それは、ほんとに庶民的なことが多い。そしてやっぱり庶民的な
店ほど、混んでいる。またうまいのだ
そりゃ、何万円もかければ、別かもしれないけど、実際行ってみたりする
食事をするところで、高いからといって、必ずしもおいしいものが
食べられるわけではない。私の意見でいえば、やっぱり人、作ってる
人がどんな心意気で作ってるのかによる。
もうけ主義でやられたら、そりゃ、味も落ちる


人という言い方でいうと、どうも銀座には銀座を愛してる店主が
たくさんいて、銀座を盛り上げて行こうという気持ちが強いのを
感じる。銀座はちょっと特別でもいいかなという気持ちが
実際、私にもある


先日読んだ、伊集院静にしても、明治のころの、銀座の話に
ふれると、ああ、銀座は横浜につながってるなと感じる
つまり、東京に行くのには、横浜に船でついて、汽車にのり
東京のはじめてふむ地が、銀座商店街だということが
あったわけです


いま汐留の一角に、復元された、新橋ステーションがあり、なかは
博物館とレストランになってるけど、すこしだけ、明治のころの
にぎわいをしのぶことができる
ここにも新橋と銀座がつながってるのだ