人を育てるってどういうこと

太陽と水と土ということを、思います
どこかに、しまわれていた、種。何十年いいえ、何百年でも
その種が眠っていたとして、そこに適度に太陽と水と土を
与えてやれば、育ち、花をさかせ、実を結ぶことができると
いうのですね


この話は、河合隼雄先生の、「カウンセリングを語る」から
とったものです
人を育てるというとき、このことを、思うのですね
育てるというのは、適度に、太陽と水と土を
与えることだと


植物が育つというときに、芽をひっぱって、早く育てという
ことを、やる人、いませんよねと言います
すなわち、見守り、待つということだと言います


見守ってるということ、伝えることは大事だと思います


人を育てて、その育ってる人に、また影響を受けて
自分を顧みる
そういうことは、とても、健全なことだと思います
自分が育てたという人は、特別な存在になりますね
その特別な存在が、自分に対して、いろんなものいいをする
このことが、ほんとに、自分のことを、みつめる
ということに、つながるように、思います


牛にひかれて、善光寺参り
そういう言葉も、同じ河合隼雄先生の本から
覚えた、言葉です
あなたにとっての、牛はなんですか?
そういう問を、いっとき、くりかえし、自分に
していました


仕事、思うようにならない
人を育てる、こんなはずではない


そういう思いを、くりかえし
あるとき、気づくのですね。


それは、大きな、大きなところでは
自分のやってることは、まちがってはいない


しかしながら、いっしょにやる人の立場から
したとき、どう見えるのか
その相手が、なにかやるときに、自分の見え方は
どうなのか
配慮は、十分足りていたのか


そして、いまも、そうしたことが
十分なのか?というと
十分でなかったなとなって、いろいろ、反省いすること
しきり、となるのですが。


牛にひかれて、善光寺参り
仕事をしていけば、きっと、牛にひかれて・・・
そういうことを、いつも追っかけるような
気がしています


そして、それはある意味では、とてもしあわせなことです
ぱっと手に入る、答えって、ないものですから