グラデーション

今朝、ウォーキングをしていると
6時少しまえから、東の空が明るくなり始めました

だんだん、夜の青と、朝の光が見事なグラデーションを
作っていきます


このほんの十分とかの時間なのですが
よく晴れた、冬、または早春見える空が好きです


こうした自然がくれた、素晴らしい景観に出会えると
生きててよかったと、思えるのです
素晴らしいことに出会うということが、また、生きよう
もっと、なにかいい感動を得たいと思える
いい時間です


数日前の管理職との会議で
管理職なら、社員がぐっとやる気がでてくるような
そういう瞬間、そういうやりとりを、自ら演出できるような
そんなことを、したいじゃないか、と話したのですね。


そこで、チームワークだとか、学びあうだとか
コミュニケーションがいきいきとしてる、そういう瞬間を
切り取って、披露しあうという、学習をしてみようと
声をかけてみました。いってみれば、事例研究ですね


仲良くなるということ、それは同じ感動を共有することだ
と誰かに聞いたのですね。それはそのとおりだなと
思うのですが、偶然にたよるのでは、心もとないでしょう
だから、「感動」が一番かもしれないですが
いいな、あ、ちょっとやる気でるぞ、的なことでいいので
こういうふうなことはいいと、まず、理解、そして、感覚を
とぎすますことだろうと、思いました
いわば、感度をあげる


ときどき、信州に行きます
山が、いいのです
山の空気、山の姿が、ちょっとへこんだ、自分のなかに
エネルギーをくれる、感じがします


今年の夏、栂池自然園を歩いたのですが
ちょっと、おしいなという天気でした
つまり、山は見え隠れするのですが、すきっとパノラマが
見えるようには、晴れてくれない


だけど、その少し見えた山から、裾野であり、次のピークを
想像して、眺めてるのも、これはこれで、いい時間だなと
気づきました


東山魁夷が、京都で美しい風景を、京洛四季という、連作に
残しています。例えば、円山公園の枝垂桜。
いまもあると思います。ですが行ってみるとわかりますが
桜が満開の時期なんて、何時にいってもかなりの人です


まして、東山から満月があがる、時間なんていったら
もう、公園内は大宴会会場でしょう
でも、絵にでてくるのは、静謐といっていい、空気のなかの
月と桜です


美しいものとは?と、東山魁夷は問いかけているようにも
感じます。目、休めといって、美しいものをすくいとって
それ以外を、休む、のだとか。


そこにただ、見えるものだけでない
見方を、教えてもらったようです