テレワーク 楽しむ

日経新聞 10/14 [あすへの話題」 作家 川上弘美


・・・取材をオンラインで受けるのも、面白い・・・
以前は、出版社での取材がほとんどであり、取材が終わると
すぐに「では」と別れていったものだったが、互いに私室に
いる気安さと、お互い本にかかわる仕事だから、今読んでいる
面白い本の薦めあいをしたり、持ってる希少本を画面のところ
まで互いにもってきて見せ合ったりすることができる・・・


ふん、こうした、やりとりについて、まず思ったのは
親しくなる、その状況を利用する、というのは、なにかと
女性のほうがうまいんだ、そういうことです


ずいぶんまえですが、SNSを通して親しくなった女性から
「あら、長澤さん、知らないの?女は、ずっと他人のなかに
はいって、家族を作っていくそういうDNAがあるのよ」
と教えられました
確かに。大家族ともなれば、自分の夫の父母はもちろん
夫の兄弟、どうかすれば、その兄弟の伴侶、またその子供
といった、なかでの、生活ということがあったので
それはすごいことだけど、そのなかで生きてきたのが
(ずいぶんまえのことかもしれないが)女性かもしれません


大家族の話は、そんなにいまは、ないとしても
でも、ごく身近なところで、夫の父母とはくらした
場合によって、祖父母ともくらした、といった
話は、でるものです


話はもどって、テレワーク。今日このあと
他社の人と、私もオンライン会議をひかえていて
そのオンライン会議が、スムーズにいくように
お互い、使う資料を前もって、みせあい、こんな意見ということも
事前にある程度はだしておくということをしました
こうした、準備が有効なこと、それはお互いまだ、十分知り合ってない
そういうとき、また、相手のことを、よく知って、意見交換が
望ましい場合、があると思います


いまは、感染症という、危険ととなりあわせで、いますから
選択肢は、ほかになくて、オンラインの会議をやりますね
今年でいえば、私の仕事でいえば、採用活動という
ことになるのですが、オンラインはオンラインの良さというのも
感じます
まず、距離。今回、中国地方の出身かつ、大学もそちらに
ある学生さんと、縁ができたのですね
それは、やっぱりオンラインで行った、会社説明会がひとつの
キーポイントになっています


オンラインでも、一定のことはできる、という認識が
できれば、コミュニケーションを改善する、きっかけに
できるかもしれません


そうはいっても・・・
なかなか、言うは易し、ともやっぱり
言えますかね