じゃがいもの話

日経新聞 the STYLE Interview 2021.2.14


佐渡裕 レナード・バーンスタインとの出会いが
書いてあります


バーンスタインの言葉
「俺はじゃがいもを見つけた。今は泥がいっぱいついてるけども、
泥をきれいに拭い去ることができたら、世界中の人々が毎日
聞きに来るような音楽を創ることができるだろう」


この言葉をいまも、胸に佐渡は精進するというのですね


うーんとうなる、いい話です
先日、そのときに知り合いになった、35歳だという
積極姿勢がいい感じの女性に、私は、人間って、出会いが
大事ですよなんて、少しお酒も効いていたその夜
話をしたのです
いま思うと、ちょいと、恥ずかしい
だけど、熱心に話を聞いてくれたこともあり
すっかり、いい気分になったのですね


自分の話と、佐渡裕さんの体験を、くっつけるのは
ちょっと、気が引けるのですが、人間が育つときに
その後押しをし、なんらかのヒントなり、また後ろ姿で
その成長を豊かなものにする、そういう存在が
大事だと、思うのです


若いときというのは、なかなか、自信が持てないもの
その人に、泥が付いてる、その泥をぬぐいさることで
あなたは、輝くと、はげます


実際、人間、相当な割合の人が、自分はあるものになる
原石なんだ、それを磨くことで輝くことができると
信じ続けて、磨き続けることを、どこかで忘れて
せっかくの原石は輝かず、自分の満足度もあがらない
そうした、人生を送ってるのではないでしょうか


佐渡さんの、音楽の世界。アート、であり、いろんな
科学、医療だってそうだろうと、想像します
そして、もちろん、ビジネスの世界でも。


いまは、感染症で苦しい思いをしてる、人がたくさん
います。その苦しさを、乗り越えようと、知恵が求められる
そういうことがあります
そして、今後さらに、苦しいときもくるかもしれない
そこも、乗りけるのは、知恵であり、知恵をだしあおうという
仲間との連帯でしょう


ビジネスの世界で、私は多くの人に導かれ、ここまで
これたと思っています
その気持ちを忘れないようにしたい。そして佐渡さんが
ずっとそうだと、言い続けてるように、自分の泥を落とし続ける
自分を磨き続けるそういう、高い気持ちを持っていたい


今朝、東の空は見事なグラデーションがあって、朝を迎えました
この澄んだ空気のような、曇りのない、気持ちを求めて
今日も、真剣に自分に向き合いたいと、思います