推し活は、ハイジ

学生のころから、ごくごく親しくつきあった仲間のひとりが
推し活で、いろいろやってるという話をしました
アニメだったり、あるタレントを追っかけるとか
そんな推し活


まあ、趣味といいかえてもいいのですが
推し活というと、なんか勢いがありますね


アニメというのは、いろいろ進化もしてると
思うのですが、宮崎駿もスタッフだったという
アルプスの少女ハイジ」が好きです
2年ほど前、浜松でアルプスの少女ハイジの展覧会が
ありました。そのころでいえばめずらしい、海外への
現地調査といったことを行ったということ


この展示をみにいって、ハイジが国境をこえて
人気な小説であり、映画化もされてるということを
知りました
また、日本で作成されたハイジは、言語吹替で
たくさんの海外の国でも放映されてるということも
しりました


絵、風景の美しさ
ストーリィのよさ、でてくるキャラクターの魅力
それぞれ、すごいなと思います


風景でいえば、日本のアルプスにも通じるのですが
氷河が作った、地形、その山の魅力がたっぷりでます
またハイジという、でてきたとき7歳とか8歳という
少女の感受性を通して、おじいさん、その他、山の美しさを
再発見する、というシーンが印象的です


ハイジが推し活になったといったら、「古いね」とか
いわれてしまうのかもしれません
でも、ある種の古典性をもった、質の高さというのがハイジには
あると、いいたくなります


今の若い世代、平成生まれのかたとか、ボランティアやりたい
という人が一定の割合いるそうです
それは、「人の役に立ちたい」という気持ちだと、前に聞きました


ハイジでは、ペーターのおばあさんに、賛美歌を読んであげる
という「役に立つ」ことを通じて、ひとつハイジは成長の機会を
得ます


字が読めるということが、人の役に立てるということを
学び、ほんとうに涙を流して喜ぶおばあさんのことを、ハイジは
好きになります


誰かの役に立つという経験が、今の都会では、特に子供だったら
まったくない、といっていいかもしれません
こうしたことも、子供の成長にどうなのか、という感覚は少なくとも
覚えておきたいと思います


生きるということは、それだけで大変じゃないかと
その感覚も覚えておきたいことです。生きるために、自分を鍛えること
自分を意識して成長させること
このことは、とってもほしいことです
ハイジを読んで、そこに学びをみいだしたい
それも推し活なのです