つながり

今年は、仲間にはがきをだすのが、ふえています
それは、なかなか、会えない友へのあいさつという意味があります
また、もうひとつは、友に自分のいま、この瞬間を切り取っての
気持ちを伝えるということを、通して、自分自身をはげましている
そういうことがあります


言葉を選んで、書くというのは、結構知的な作業と思っています
もちろん、友、相手ですから、選ぶ際はそこそこ、ラフなんです
だけど、やっぱり選んでいます


昨日、書いたはがきには、「十代、二十代で演劇の楽しさを
知るということは、その後の人生に大きな影響があるんだ」
そんな書き出しで、つづってみました


演劇をはじめ、いろんなアートに親しむこと
スポーツに夢中になること。こうしたことは、ほんとに
人生を豊かにしてくれると思います
生きていての楽しみは、いかに充実した日を過ごすように
自分で自分をプロデュースするのか?そういうことに
なるのではないでしょうか?


昨日ある社員と話していて、仕事するってことは
相手がどうしてほしいか、想像しながらやるのが大事という
話になって、なるほど、と思いました
仕事、は、相手がいるのです。客ということもあります
だから、客が満足するように、考える、それは仕事の
仕事たる、大本といってもいいかなと思います


仕事するときに相手のことを、考える
スポーツで、アートで、だれかといっしょにボールを
追いかけるだとか、自分の作品をみてもらうというとき
協力しあって、いけるって、ものすごく、喜びも大きくなるし
やりがいにつながるなにかを、みつけられると思うのです


まず、やってみること
相手と、なにかをつくりだすこと
そういうことから、人と人がつながり、またそのつながりが
次のつながりが見えるとなっていけば、きっと人間は成長もし
自分の役割、自分の生き方に気づいていける
そんなふうに思います


つながりを作る、その一番の基本の基本は、人になにかを
伝えるということです


ずいぶん前に、言葉っていうのは、なかなか不自由で
上手く伝わらないもの、と、感じたことがあります
だけど、だから、言葉で伝えるのをやめるのではなく
うまく伝えるように、自分を鍛えなくてはならないし
できれば、言葉以外で伝わることも大事にすることって
必要だと、気づくことができました


会うのなら、言い方、態度、表情などがあります
会えないのなら、どんな工夫をしますか
「手紙」はとても、ゆったりとして、かつ、いまでは
ちょっと特別に見える、ツールです