冬の食べ物

冬に食べたいもの


なんといっても、あったまるものが、食べたくなりますね
鍋や汁、あつあつの焼きたて、煮物などなど
それを、自分のために作ってくれる、人がいて、あたたかさを
わけてくれるような、そんななかで食事できたら、最高に
身体も心もあたたかくなると、思います


昨日の我が家は、白菜のクリーム煮を作りました
白菜、今回あわせた、野菜はしめじです。白菜をいためて
しんなりしてきたところに、しめじもいれます。そこに
スープ(今回はできあいの、コンソメでした)を注ぎ
少し味付け(塩、砂糖、酒)をして、片栗粉でとろみを
すこしつけて、生クリームで仕上げます


このとろみがついてる、というのも、あたたかさの
ひとつのイメージとして、有効ということがありそうです
野菜をたっぷりいれた、田舎汁が、野菜どうしのうまみ、
野菜がなかにももってる、とろみなどを、だして、汁全体が
混然となった、おいしさがある


我が家では、「大地宅配」という、野菜の宅配を使っています
野菜が、新鮮で気に入っています。このところの、いろいろで
大地宅配のおすすめとして、「畑丸ごとパック」をどうそと
あって、試してみました。


大地宅配は、新鮮な野菜を届けることをひとつの、看板として
掲げています。そうだから、ということもあるのでしょうが
野菜が旨く育たない等あると、結構品物が欠品してしまいます
だから、個別の注文でやると、欠品して、そのとき届かないは
めずらしくないのです。ですが、上記のまるごとパックだと
大地宅配側で、たとえば、小松菜がだめだったら、ホウレンソウとか
適当に、量をそろえて、パックにしてくれるというのですね


この丸ごとパックを使うようになってから、自分がふだん買わない
野菜を使うということが、でてきました。たとえば、おかひじき
それから、れんこん。そうこのレンコンのおいしさに最近
めざめています。みてくれば、ごつっとしていて、どう使おう
かなと思うのですが、まっさきには、煮物です。他の野菜との
相性もばっちりです


それから、まだためしてないのですが、ときどきいく、ランチも
食べる店で、レンコンと肉のはさみ揚げといったものを
たべさせてくれれ、これがうまいのです


冬は、鍋の季節です。我が家も鍋は大好きです
「あたたかい」ということと、調理時間が短くて済む
ということ、そして、肉、魚、野菜を、いっしょに
食べられるということです。
鍋は融通無碍といっていいです。ひとつだけ、魚を複数
いれるのを気を付けるくらいでしょう。肉を複数いれるのは
全然okです。むしろ、肉と肉がおいしさをひきたてあって
そうやってほしいくらいです。もちろん、もちろん
野菜も複数いれましょう


いろいろいれる、鍋もすきですが、原点といってもいい
湯豆腐も、やっぱり、2回か3回に一度はそうする
大事な味です。シンプルな、豆腐のおいしさがたまりません


冬は寒いです。どちらかといえば、苦手といっていい
でも、鍋をはじめとした、料理を思い浮かべると
ああ、冬だから、たのしめるものがあると、うれしくなるのです

渋沢栄一

大河ドラマ、青天を衝けの作、脚本を手掛けた
大森美香さん、東商新聞紙上で、三村会頭との対談で
語っています


「~渋沢翁の変節をどう描くかでした~こうした変節を
視聴者からしたら、ずるいことしてる、と捉えてほしくない~」


これをうけて、三村会頭の語りです


「政府で制度をつくることを含めて、様々な寄り道を
してきたからこそ、幅広い経験を積み、当代一流の人たち
の間に人脈を広げることができた」


先日の、英雄たちの決断では、東京養育院という孤児の施設の
運営にも、力を注いだとあります。これはヒューマニズム
あったでしょうが、その番組の中の解説は、「極めて合理的な
考えとして、社会の下層にいる人を押し上げてこそ、街が
発展し、経済が興隆するということ」とあげていました


最終回で、ラジオで生出演、演説するところのシーンがあります
これは、かなり、印象的で、政治家ではない、渋沢が呼びかけること
それで、また多くの人が、寄付という行動をしたということですね


人の心を動かすのは、政治でなく経済だとも、言えそうです


かつて、豊臣秀吉が、天下をとったのは、「食える」という
こと、これを、示して、実際に行動、恩恵にあずかるという人を
作ることで、人が秀吉のもとに集まったということがあると
あるときから知りました


やっぱり、理念とか考え、思いだけでは、少なくとも継続して
人は動いてくれないのですね。経済です。つまりは食えるように
するということがいかに大事かの、ひとつの、証でしょう


渋沢が、いかに日本を強くするか?いかに日本を住みやすく
外国にも劣らない世の中にしていくか?このことに
心をくだいていたということが、でてきます


この気持ち、心意気におおいに、賛成、拍手を送りたい
人は生きるなら、他人のうれしいことをして、なんぼと思います
そうであれば、継続して、繁栄していく、そういう仕組みであり
人の集まる場ということを、作っていけるということ
これがどんなに、大事なことかと思います


対談の後半で、大森さんは、渋沢の印象的な言葉として
孤児に「自分を父と思いなさい」「うれしかったこと、悲しかったこと
必ず心の糧になるから、忘れずに持ち続けなさい」といったとのこと


なんて、深い、愛情にあふれた言葉だろうと思います
いま、自分の将来に不安を感じ、これからの生きてく道を
どうすすむかと思う、若い人にも言いたいですね
悩みがあるなら、真剣に悩んだらいいのだと。


渋沢のような、人を幸せにするということに、生涯をかけた人の
話は、わくわくもし、またあこがれの存在として、覚えておきたいと
思いました

アートをみて、今年の心がけを思う

篁 牛人 展覧会を、大倉集古館にてみます


雪山淫婆 訶梨諦母


この表情、怖いとも見える、また、ユーモラス
ともとれる
こうして、作品をみて、思い出すのは棟方志功の作品です


富山県、福光という土地にでかけて、棟方志功の仕事を
みたとき、また美術館で解説を読んだとき、それまでもっていた
イメージが変わりました


棟方志功は、自分の仕事に責任がもてないと、言ってる
このことは、無責任ということにつながるのではない
人間のやることとしては、責任がもてないということだ
つまり、神がわかるレベルなのだ」
このように、柳宗悦がいったといいます


そう思って、代表作といっていい、釈迦十大弟子をみてみると
なんと、表情がいきいきとしてることか?


そうした、記憶をたどって、篁 牛人に、向き合います
なぜ、雪山淫婆、この水墨で書かれた、迫力がある
存在が、気になるのか?
これは、それこそ、神が導いたのではないか
少なくとも、書いてる本人は、神ということを、
意識しながら、書いたのではないか?


雪女は、美女というのは、実際、文筆のなかででてきたことで
地方、伝承のなかでは、こうした、山姥のような姿ということが
あるようだと、解説にあります
それを、調べたのではなくて、感じたのは、この篁ではないのか?


日本という国は、ずっと、女性であり、母性ということを
大事にしていきたと、聞きます
そういうなか、女性のなかにある、自然とのつながり
そして、山姥のようなといったら、石がとんできそうですが
なんといったらいいか、自分の命とつながるところでもってる
激しさ、といったことがあるのではないでしょうか?


感じたことを、作品にする
これは、たぶん、多くのアーティストがしようとする
基本の考えなのだと思います。日本に生きて、日本にいて感じる
そういうことを、作品にしたとき、篁の場合は、こうして
形になった。


風神雷神、竹林虎
力強い、そして、なにかしら、ひょうきんさというのを
だしてる。生きる姿なのかなと感じます


今日は2022年の仕事はじめです
一生懸命やるのは、あたりまえ。だけど、かたくならずに
どこかに、こうしたひょうきんな感じ、ゆるい感じもあって
できていくという感覚が好きです


人と人が協力するのに、なにかしら、言葉をかけあっていきたいと
思います。言葉を使うのなら、やっぱり「笑い」「笑顔」が
あってこそだろうと、思います
今年も一年、よろしくお願いします

新年、あけましておめでとうございます

20代になりたて、くらいのとき。大学生で自分の進路を
どうするか?というときだったと思います。ある人から
「何でもいいから、勉強しろ」と言われたのを、覚えています
その意味というが、ぽわんとして、わからなかったというのも
あります


あるとき、ひとつなにかを勉強すると、つなげて勉強するのが
やりたくなるときがある、ということに、気が付きました


つなげていく。この気持ちを、持てるかどうか?持ち続けて
いけるかどうか?このことが、なにか、自分が納得の仕事を
するといったことができるかどうかの、ヒントです


納得の仕事。たとえば、達成感。たとえば、続けていけるなという
感覚。心意気の醸成。
こうしたこと、実は、かなりの割合の人が求めているとも、感じるのです
だけど、どう行動したらいいか?というのが、なかなか見えてこない


つなげること、とヒントだと、言いましょう


当社システマーズでは、指導することが大事と、伝えています
一番最初は、目の前のやることについて、どうしたらいいかが
よくわからない。そうした人に、目の前の困りごとを、こうすればいい
とやる。
確かにそれも、小さい一歩ではありますが、指導かもしれません
うーん、指導じゃないな。言葉にするなら、作業指示ですね


でもそこからつなげられるかどうか?
こうしたことが、こう考える、こう判断する、それが
できるようになるように、するにはどうするか?日々なにに気を付けて
自分自身をどう、トレーニングするのか?
こうしたことを、導くとなると、指導です


さらに、ひとつの、仕事、一つのプロジェクトではなくて、複数のもの
また、複数の立場で、大事なことはなにか、それを考え、その
大事なことについて、行動できるようにする、これが指導でしょう


こう書いてしまうと数行の行為なのですが、おそらくは短くたって
数年とかの単位で、やっていくということになるでしょうね


つなげること、が大事です


まず、相手が何に困ってるのか、理解し、いっしょに解決
していく姿勢が大事です
その第一は、傾聴でしょう。
傾聴から、自己一致していく
自分の気持ちも相手といっしょのようにして、添って行く
こうしたことが、できますか?


ビジネスで、役職についたとき、よく言われること
その後継者を作っていくということが、大きな仕事だよ
ということ。
そうするためには、育てる過程が大事です
なにか、具体的な指示をだすというより、考えてる相手に添うという
ことが、一番大事なことといっていいと、考えます


つなげること、が大事です


ビジネスで、人とつながること。これは本当に素晴らしいこと
です。だから、出会った人がちょっとでも、いい感じで仕事できる
ように、なにかしら、自分もしたいと思います


新年です。ときに、「褒めて」つながり
ときに、「叱咤して」つながり、また、やっぱり、いいやりとりができて
いい化学変化みたいなことがあって、つながっていきたいですね

話し合いがうまくなること

話し合いがうまくなるって大事と
しばらく言っています
話し合うって、深める、広げるこのふたつの、効果が
あるんですね


広がるということ
例えば、アートに興味があって、アートのなかで、日本画について
特に興味がわいて、アート好きな人と、話したとしましょう
そんななかで、画家が別の画家に、影響を受けるなんてことは
ごく普通のことだと思うのですが、そうした例を自分の知識だけ
でなくて、相手の知識と共有できる


深めるということ
ある事象がみえていて、その事象が起こることそこには
どんな理由があって、それが起こることで、どんな影響が
あるのか?
この「話し合いがうまくいかない、若い世代の人」ということが
みえてきて、その奥には、兄弟が少ないという、世の中の傾向が
あり、また、人と接するときに、どんなことが大事かという
ことを、知る機会というのが、とても減ってるという
傾向がある・・・


話し合って、相手の知識を共有し、相手の考えを知り
自分のなにかと、化学変化するような、そういう体験を
どんどん、すること。


ワーク・ショップは、まず「ワーク」がある、と、読みました
ワーク、なにかを考え、紙に書くとか、パソコンで
書くとか、ワークするのですね。それからその持った考えを
今度は「ショップ」です。専門店のスタッフと、お客に
なって、披露しあうのです


ワーク・ショップで大事なことは、「開放性」といっていいと
思います。これ、思い出すと、ワーク・ショップという言葉を
知ったその日に覚えたのです。ワーク・ショップに誘ってくれた
大学の先生の部屋で話してるとき、この開放性というのが
ワーク・ショップのとても大事なことなのだと、聞きました
残念ながら、そのワーク・ショップには参加しなかったのですが。


読書会をやってる仲間と、いっしょにいて、気づいたことが
あります。そのときの、テーマの本が「家族」ということが
かなり、濃く関わることでした。そんななか、仲間が自分の
家族のこと、そして自分と家族の距離感などを、話してくれたのです


うれしい、瞬間でした
おそらくは、ただの日常会話であれば、家族のことを、かなり
ほんとに開放して、しゃべるなんてことは、まずは少ないでしょう
だけど、本という共通のインプットがあって、自分の今の
考えをよく伝えたいという思いが、少しの羞恥心だったり
てれ、みたいなものを超えて、話をしたくなっていたのですね


こうした、気持ち、考えを開放していく、そういう行為が
そのいっしょにいる「場」の空気をいいものに変えて
話し合いが、深く、できていくのですね


オンラインで、難しいことは、こうした「空気感」を感じるのが
やっぱり、やりづらくなるということがありそうです
ちょっとした、表情であり、身体が発するものを感じるということが
ない、もしくはぐっと、少ない。


話し合うこと
相手と、向き合うこと。自分と向き合うこと
これらを、とても大切にしていきたいと、これからも
思います

過去

過去が変わるということ


「マチネの終わりに」 平野啓一郎 の、印象的な文章が
過去が、過去の記憶というのが、変わるということで、登場します


もし、記憶ということを、変える。記憶の印象が変わるということが
あるとしたら、それは素晴らしいともいえるし、少し怖いという
こともありそうです


素晴らしいと書いたのは、たとえば、悲しい出来事ということ
そのことを、将来への糧となるような、自分のなにか、いいほうへの
印象に変えることができる、ともとれるのです
もしかしたら、成功してる人というのは、どんどんそうしたことを
やってる、やれてるともいえるかもしれません


だいぶまえですが、田辺聖子の原作の朝ドラがあり、そのなかで
キャラクターに田辺は言わせています。「親しい人と、死をもって
別れるということは、身を引き裂かれるように、つらい出来事だ
だけど、そのつらいことが、生き残った人には、生きてるうちに
精いっぱい、生きようと、誓うことになる。この生きてるうちに
精いっぱい生きるということが、死んだ人への最大の供養だと
思うようになるからだ」


人の死。親しい人の死ということが、自分の生きてることを
客観視させ、生きてる日々をいかに、意味のあるものに
するかを、考えさせる


たとえば、十代といった、多感なときに、肉親の死にあう
というのは、本当につらいことといっていい。だけどそのことは
生きてるということを、考えるきっかけになるのではないか?


若いときというのは、どう生きるかということが、本当にわからない
と思います。いいえ、歳を重ねても、生きてることの意味って
実際のところ、わからないこと、多いのです
だけど、歳を重ねることで、若い時よりほんのちょっとだけ
このタイミングには、こうしておくのがいいんだという、経験値が
ふえるということくらいです


若い時に、人の死をもって、自分の生きてるという事実と
向き合うということ。これは大事なことと、思いました


過去は変えられるのか?
過去が、もしかして、輝いて見えるような、生き方ということが
できるとしたら、どうしたら、できるか?
ひとつの、回答とはいえないかもしれないけど、ヒントととして
思うこと。現在進行形で、自己改革をしてるということに
なります


今、断面で切った、自分自身は、まだまだ、だ、弱い面もあるし
仕事するという点においても、足らないことはある
だけど、現在進行形で、ちょっとずつでも、改善はしてる
そういうふうに、生きるということが、物事のとらえかたを
前向きにして、生きるという意味を増やすのだと、考えます


人は、生きていくのです。人と人が協力し、世の中のしくみを
作り、生きやすくするように、ちょっとずつ、変えていくのです
そのために、生きることは、意味があることとも思います


過去を、意味のあるものと感じられるように、生きる
それは、ひとつの、いいやり方だと、思いませんか?

所さん大変ですよ

所さん、大変ですよを見ます


ひとつめに印象に残ったのは、コロナの重篤患者を
現場で診察してるという、医師とその家族の様子


医師は、「病院で、みんな泣きながら仕事してる」と
つぶやくと、でてくる。そうなんだ、医療現場のひっ迫
という、ニュースは、流れていたけど、このなまなましい
言葉に、うっと、詰まってしまった


動画で、医師が家に帰ったとき、いかに子供たちに接して
自分も元気をもらうということもあるのでしょうが
家族を大切にし、生きていたかということが、一目で
わかる様子です。夫人がいいます。いっとき(緊急事態宣言、
何千人とか感染者がいた)「いつ、死に分かれるのか、わからない」
そういう、感覚をもって、過ごしていましたとのこと


ああ、生きなくてはいけないなと、自分のことを、叱咤
していました。少なくとも、よりよく生きよう、誰かの
ためにちょっとでもなれる、自分と思うのなら、それを
最大限発揮して、生きてるその、気持ちでほんのちょっとでいい
この医師の、生き方に学び、近づきたい


ふたつめ、心に残ったのは、フランス料理のシェフ
三國清三が、毎日動画発信をしてるという、紹介です
なぜ??いま、日本ではステイホームだとかテレワークだとか
「家」で食事をせざるを得ないのです。そうしたとき
3食、作るということが、いかに大変か?
そこで、家庭にある、調理道具にて、できる、おいしいレシピを
動画で発信してる。こうして、手間がそんなにかからず、
おいしいものを食べて、元気になってほしいとのこと


ああ、この心意気好きだなと、いいないいなと思いました
人間は、日本人はだから、すごいのだと、思いました


誰のため?見ず知らずの、他人のための心意気
心意気ってそういうふうに、思います


ぜひ、ハヤシライスも、りんごのタルトも作りたくなりました
「バズる」という言葉もこれで、覚えました


東日本大震災のときに、「感動だな」と思う、そういう行動を
した人は、何千人、何万人いるのだと、想像します
いま、コロナという、やっかいな、怪物にみんなで、立ち向かうとき
やっぱり、こんなすごい、心意気をもって、生きて、他人から
すごい、助かるってやってる人がいるという、すばらしさ
これ、ほんとに、いいな、ほんとにすごいなです


ああ、負けていられないや
自分の本分を、まっとうして、生きなくてはね